ツーアウト満塁空振り三振

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嵐が「閉じた」あと

不真面目な二宮担による現状のお気持ち表明。

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2019年1月27日、嵐が2020年12月31日をもって活動休止する旨を発表した。私があれこれ説明するまでもないが、嵐は嵐を「閉じる」ための準備に2年かけた。そして先日本当に2020年12月31日がやってきて、嵐は活動休止に入った。

私はわりと不真面目な嵐ヲタだ。まあ言うならば嵐大好きおばさんくらいのほうがいいかもしれない。嵐ヲタになった当初(14年前…!)は嵐への没頭ぶりが凄かった。でもある時私にその生活は無理だなと感じて、地に足をつけた形のヲタになろうと方向転換したんですね。嵐に引っ張られるだけではなく、手の届く範囲の嵐を生活に取り入れると言うスタンスに。それは側から見たら不真面目な嵐ヲタに見えるだろうな。

まあ、そんな不真面目な嵐ヲタである嵐大好きおばさんでも、この2年間は上がって下がってを繰り返しながら嵐から様々な宝物をもらってきた。そして私なりに休止までの嵐との日々を過ごしてきた。

休止までの21年間を振り返り、新曲も過去作も振り返って掘りまくり、嵐漬けになりながらラストライブを迎える。それもいいと思う。でもそれにはとても精神力が伴う。私には出来なかった。だから私が心がけたのは、「日々普通に過ごす」こと。嵐からの供給はこの2年間膨大なものになった。それを手を伸ばせる範囲だけ掴み、過剰に振り返らない。あとは他の興味あることへの時間も割くこと。嵐オンリーにしないこと…。今までのヲタ活から、完璧に嵐漬けになることは私には難しいし、なにより嵐が閉じた後の揺れ戻しが怖かった。いわば嵐を薄めておきたかった。2021年がきて、すべて失ってしまった…みたいな感覚になりたくなかった。図らずも二宮さんが似たようなことを言っていたのが面白い(Netflixの「ARASHI's Diary Voyage」で、燃え尽き症候群みたいになったら次に進めなくなっちゃうからそう言うふうにはなりたくないと言う話)

活休発表後、20周年を迎えるアニーバーサリーツアー「5×20」の2019年9月の公演で、二宮さんが「嵐はお休みに入るけど、みんなにはみんなの人生がある。気持ちよく歩んでね」と話したとライブレポで読んだ。私の印象だけど、活休「後」のことをわりと早いうちから言及していたのは二宮さんだけだと思う。仕事(嵐にとっては文字通り仕事、ヲタクにとってはヲタ活)より広い視野で語ってくれていた印象。彼はこの2ヶ月後に結婚を発表するのだけど(そしてその時期とやり方に憤慨したり落ち込んだり上がって下がってを繰り返したのだけど)彼のある種の誠実さの表れなのだと思ってる。

とにかく私はこの言葉を噛み締め、嵐ロスにならないように努めたように思う。予定外にバンド沼にハマり始めたのはその反動なのかな?いやたまたまかな。推しは向こうからやってくるものなのです(真顔)

ロスにならないよう…とか言ったけど、ロスになるかどうかなんて全然わからない。まだ嵐がお休みしてるなんて実感がないから。でも、嵐はお休み後もファンが楽しめるだけのコンテンツをたくさん残してくれた。活休前なんてベストしかでないと思ってたら新作が出たし、過去の音楽はサブスク配信してくれたし、5×20ツアーは円盤も出たし、アラフェスもこれから出るし、先日のラストライブもおそらくそのうち形になるだろう。なによりそれらの体験がある。思い出がある。それに追いかけはしたけどまだ咀嚼できてないものもたくさんある(先のネトフリとか)。嵐と過ごした時間という宝物を大事に振り返っていくだけでもかなりの時間を要してしまう。もしかしたら振り返り終わる前に活動再開しちゃうかもしれない…というのは楽観的すぎるか。

でも私の場合は2年間くらいならこの手に残してくれた宝物だけで過ごせてしまう。幸いなことに自担である二宮さんはソロで活動を続けるわけで、バラエティは毎週あるし、ドラマとか映画とかもそのうち出てくるだろう。前を見るきっかけはある。なかなか見られなくなっちゃうメンバーもいるから寂しいし、二宮ソロだって決して嵐ではないから、たびたび休止してると言う事実にぶつかるだろう。それでも、嵐が2年間にくれたものを私は大切にしていきたい。振り返ってベソベソしてるばかりでは、2年かけて休止の準備をしてくれた嵐さんの本意ではないだろうし、宝物をしっかり抱えつつ自分の人生を生きるんだ。嵐が人生のすべてではない。そこを勘違いしないようにしていたい。「みんなにはみんなの人生がある」一見、アイドルとしては冷たい言葉かもしれないけど、ものすごく正しいし、これを言えるなんてとても誠実だ。たびたび思い出したし(実際聞いたわけじゃないけど)これからも噛み締めていくんだろな。

という正月の所信表明。