小学生の頃、冴羽獠はカッコいい大人の男に見えたんですよ。エンディングで♪ポンポンポン…と切なげにクロスインしてくるあの歌とともに、アスファルト タイヤを切りつけるカッコよすぎる大人の世界だと思っていたんですよ。そして新宿は怖いとこだと思っていました。（埼玉でしたから新宿にも何度も行ったことありましたけどね）
いつしかリョウちゃんの歳を越えて、まさかの新エピソードに出会うことになるとは思いませんでした…
と言いますか
まだこの映画が発表される前になぜかたまたまネトフリで初期のアニメを見たんですね。その時に、この下ネタ＆セクハラギャグは今は難しいだろうなーと思ったところだったのです。まさか2019年にあのままのテンションでシティハンターが戻ってくるとは思ってませんでした。
あらすじを言ってもネタバレにならないくらいのシティハンター感でした。しょっぱなから香の100tハンマー制裁を受けても（「時代の風を読まんか！」と言われながら）反省することなくモッコリリョウちゃんを続けていてなんというか妙に感心しました。今なら色々と言われそうなのに、あの時代のままよくやってくれたなと（もちろんスマホだの今時の技術は登場しますが）。フィクションのギャグだから私は笑っていいやつだと思ってます。それもシティハンターだし。
そしてたまたま新宿のTOHOシネマで観たのですけど、これはここで見るに限りましたな！歌舞伎町を歩きながら脳内BGMで流すGET WILDはたまらない。あの頃かっこいいと思ったシティハンターにも少々斜めの視点を入れてしまうようになったし、新宿は怖い街ではなくなってしまいましたけどね。
新作を見たのに、なんだかとても懐かしい気持ちになりました。
