ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 映画観てきた


 「今宵、フィッツジェラルド劇場で」を観に渋谷まで遠出した(!)なぜかバリバリアメリカンな映画を避けて通る傾向があるので一人だったらあり得ないセレクトである。ところがこれが面白かった。普通にニヤニヤできてしまう。ただし英語と文化をもう少し分かっていたほうがもっと楽しめたかもしれないと思う。言葉が分かってもアメリカ人のジョークってやっぱり面白いと思えないところもあるので、そこが「ああジョークなのだな」と分かるくらいには英語を理解していたかったなあ。ストーリーは、古き良きものが時代とともに必要とされなくなり、変化するお話。はからずも「鉄コン〜」と同じテーマだった。時代とともにする変化というものは抗えないと思うけれど、それを受け入れるか突っぱねるかそれから逃げるか、などの方法は色々とあるのだなあ、などと思ったり。選択肢としてあるかどうかは別だけど。ところでこの映画が遺作となったアルトマン監督だけど、なんとなく死を予測していたのではないか、と思われるようなお話。変な表現だけど、なんだかすごく遺作っぽかった。そういう意味じゃ市川崑はまだ死なないね、とか話をしながら劇場を後にした。


 映画の後は青山でイタリアンなど。小ぢんまりしている店だけどおいしかったし気も利いてて気持ちよいお店だった。しっかしすっごくデートっぽい!むきゃー!(しかしそんな特別な相手でもなかったけどね…。)