ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 今週のフライデーナイト


 お給料日が3日の弊社は昨夜が花金。タイムリミットのある仕事をよく確認して済ませ、まっすぐにシネマ・ロサへ。予告どおり「鉄コン筋クリート」を観にいく。この日以降の上映スケジュールは未定だったわりには、レイトショーのせいもあってか会場内にな10人程度。金曜日のレイトショーでこんな映画を見ている人たちの種類のせいかは分からないけど、とても静かに見ることができた。映画が終わって会場が明るくなってもざわざわせず、静かに退室する観客にとても好感が持てるシアターだった。映画のスタッフロールが終わるか終わらないかのタイミングで幕が閉まるのも絶妙なタイミング。先週見た映画が、映画そのもの以外のところでもガッカリしてしまっていたので、昨日の鑑賞は非常によかった。会社の人たちと愚痴言うために飲みに行ったりせず、こうした時間を過ごすことは私にとって必要だと思うし、よいすごし方だと常々思う。


 映画は、ボキャブラリーが足りないせいでなんと言ったらいいのか…。また「すごい」とか言っちゃう。好きか嫌いかで言ったら好きだし、どこがいいかといったら色彩とか、昭和30年代の日本と香港を髣髴とさせる街並みとか、主役二人の声の演技とか、もう色々挙げることができるのだけど、例によってつまらない感想文しか書けないなあ。ひとつくらいは書こうとすれば、同じ好きなアニメの映画だとしてもジブリのものと比べてしまったのだが、両者には「飛ぶ」という共通点があって、その点については正反対だなあと思った。ジブリというか宮崎さんの作品の場合は何か道具を使ったり、何かに乗って「飛ぶ」ことができるのだけど、こちらの場合は自らのちからで「飛ぶ」。うまく言えないんだけど、石とか乗り物に乗るファンタジーなところと、自分の身体能力で飛ぶリアリティ?とか、その違いが両者の違いなのかなーとかブツブツ考えた。で、帰宅してから原作を読もうと思った。


 非常に残念だったのは、気分よく映画館から出てきたら「やっぱりだめでした、どうしましょう」という内容の電話が入ってきたことだ。だから確認しただろうに!せっかくのフラーイデーイナーイを楽しんでいたのに!