ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 河井継之助


峠 (上巻) (新潮文庫)
峠 (下巻) (新潮文庫)
 ドラマを見ているが、イメージしていた河井継之助と違う。先の見えてる聡明なオッサンだということは同じなのだけど、もっとゆるやかで面白い人だったような気がする。と言っても私の知識は司馬遼太郎『峠』のものだけれど。継之助の人となりよりも、何をしたかを説明するためにストーリーが進んでいるからかもしれない。2時間枠のドラマでは時間が足りないのだろう。今朝、中村勘三郎がズームインに出ていて、渋谷のテレビ局で1年かけてやったらいいというようなことを言っていた。義経のような、手垢つきまくりの人よりこういう面白い人をもっと取り上げればいいのにと思う。


追記:とか偉そうなこと言っておいて、「助」の字、間違ってた…!


追記2:そしてやはり唐沢寿明はうまい役者だなあ。ここ数年竜馬をやった俳優さんの中では今ダントツ。まぁ整いすぎた竜馬だけれど。(江口洋介よりはいい…。)次点は昨年?一昨年?『竜馬がゆく』をやった市川染五郎


追記3:病床でのお涙シーンの途中だが、この時代、まだ藩と藩が戦ってる最中に「ニッポン」という概念があったかどうか、いや継之助くらいの人ならあったのか…とあっちこっちへ。それで入り込めなくなった。うーむ。