新部門の立ち上げメンバーとして異動したのだが、ようやっとデスクが揃って半分だけ始動。そこで、今までの人がたくさん居るフロアから、今はあまり使われていないフロアへと移動。ところがこのフロア、どうやら「出る」らしいという噂。実際に見たという後輩たちの話も聞いている。私はそういうものにまったく疎いけれど、何しろ「この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君」なので、さもありなんと思ってはいる。私の理解を超えてしまうもの・知見出来ないものはこの世にごまんとあるだろうし(私は飛行機がなぜ飛べるのか理解できない。それに宇宙で仲間の命を吸って戦うことなんか出来ない!)、お化けや妖怪もただそこに「在る」んだろうなあと漠然と思っている。そのくせ、小松和彦なんか好きなものだから、「いやいや、お化けや妖怪は装置だから、装置!」などの理屈をつめこんだりもしている。要は人一倍怖がりなのだ。怖がり故、理論武装したがるのであろう。
だから、新部署で夜一人で遅くまで仕事とか、本当にしたくない。定時で帰る、帰るってば!