ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 相場とか市場価格とか


 ものを買う、使用する際に個人的に気をつけていることは、安いものを買った場合は、商品について文句を言わないということだ。なぜなら、物を売る立場の人間として、言われて困ることだからである。仕様や、使用感、耐久性に問題があるのなら、より高い価格帯のものを買えばいいのである。安いものを買ってメーカーに文句を言うのはちょっといただけない。安いものは安いなりの理由があるのだ。低コストで生産されているため、高価なものより品質が劣ったり、型落ちだったりもする。もちろん営業努力で高価なものを安価に販売できればベストだが、それだってまともな経済を行おうとしたら安けりゃいいってものでもないと思う。


 売り手として一番困るのは、明らかにスペックと使用量が合っていない安価な商品を、「高いお金で」買ったとユーザーが思っている場合。高いか安いか、それはその個人・企業の基準によるもので、感覚的なものであるし、なかなか難しい問題だと思う。しかし、ユーザーがその商品の相場を知らない場合が多いのも事実である。相場からすれば、その金額であればそこそこの質である、という商品があったとしても、金額のみを見て、その金額が基準より高ければ「高いお金出しているのにこんなもん?」ということになるわけだ。私個人としてはその手の文句を恥ずかしいクレームだと思っている。質と相場など、調べればだいたい分かることだからだ。しかし売る立場としてはそうも言えないので、「改善します」としかいいようがない。


 まぁこれは、一般論だ。