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7/18 私が鷄レバー煮を好きな理由

やっと『東洋医学の教科書』を一巡した。診察とその治療法(証の立て方)の部分がチンプンカンプンで文字を追っただけになったけど、まあなんとか完走。もっとも知りたいのは体質とそれに合う食の養生や漢方だったのでその辺りは興味深く読めた。

先日の漢方外来の診察で、今の私は「気鬱気滞)気味で、心血のめぐりが悪い」という診断をされており、本で読んでいた知識と合致したので大変納得。つまり、東洋医学では生命活動を維持する、陰と陽のバランス、気・血・水(津液)のめぐりが大切なんだけど、そのうち気が滞り気味なので、血が巡らなくなっているということらしい。おそらく、体質としては気滞血虚なのだと思う。胃が良くないので梅核気という喉のつまり感、何かが引っかかっているような感じは気の滞りだと思ったし、疲れてくると気が巡らないので血の巡りも悪くしびれが出たりしてるんでは、と考えていたのだ。気ってなに?って思うかもしれないけど、陰陽と気血水という体についての概念なんだよな。それが足りてないとか、巡ってないとか、多すぎるとかでバランスを崩しているという考え。ようやく説明できるようになった?

気が虚したり、滞になったりするのは胃腸の弱さなので胃を健やかにするもの(漢方的に)や、血を補うものを食べる必要があるということ。簡単に取り入れられそうなのは、脾胃に良いキャベツや芋類を積極的に取ることと、血を補うレバー類や、ほうれん草、牛肉などもちゃんと取ること。また、血を作る腎を補うものとしてナツメをおやつにしたりすること。これがすぐにできる漢方の養生かな。うむ、少し学べたか。

こうして体調を崩してから自分の体質について考えるようになったわけだけど、思えば元々血虚だったのではないかと思い当たることばかり。感染症で一気に気虚になり、元々悪かったところが炙り出されたように思っており、気虚が少し回復してくると今度は元々あった血虚や瘀血(血の滞り)が目立ってきて、今度は気がうまく巡らなくなったのではないか、などと推測。で、血が足りなかった私は鷄レバー類とか砂肝が大好物で一人暮らしの頃はよく作っていたんだけど、うちのオットさんはそのあたりあんまり好まないのでなんとなく作らなくなり、二人暮らしになってから食卓に登る回数はぐんと減ったのだった。

でもやっぱり私には必要な食の養生だったのではないか。食べたくなっていたのは身体が必要としていたからなのではないか。なので今後は自分のためだけに作って食べていくことにした。私だけが食べるものが食卓にあってもいいよねえ。好みは似てるけど体質は違うのだし。これからは一般的なヘルシーな食事ということだけでなく、オットの体質なんかも気にかけていけるといいなぁなどと思っている。

そんな今日の体調は好調。不調はなく、やっぱり休みはストレスがないから元気だな。