ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

6/2 パンケーキレンズの存在意義と人生の選択肢について

オットがいい感じの価格でパンケーキレンズ(うっすいレンズのことをこちらの業界ではそう呼んでいる)を入手して私に向けてくるので、アホっぽい顔をして対応した。アホっぽい顔を安心して見せられるのは他ならぬオットだからなんだけど、何してんだよ、もっときれいに撮ってよという気にもなる。いやそうだとしたらメイク直させて欲しい。

私のPENTAX K-70にも使えるので貸してもらったのだけどこの手のレンズのありがたみをあまり理解してない。レンズが軽くて小さい、うん、でも軽くて便利なレンズ他にもあるよ。それに小さくて軽いのが売りの単焦点ならiPhoneでいいや。なんかカメラ好きの人たちに殴られそうだけど、それで撮る意味がわからないんだもの。いいレンズなのだと思うから、ホントごめんなさい。理解できない私が悪い。

漢方内科と鍼治療の日。梅雨の季節に合わせてお薬が変わった。「湿」を取るそうだ。まあ変わったと言っても煎じ薬はいつでも不味い。笑えるほど不味いけどそのうちこれも慣れるんだろうか。

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処方箋薬局が新宿の玉川上水跡の近くにあり、この橋跡モニュメントを眺めてほっこりしつつ薬局へ向かう。その薬局は奥まった雑居ビルの一階にあり、古くはないんだろうけどなんとなくレトロ。いろんな生薬が並んでいるのでそれを見ながら薬が出来上がるのを待っている。これが全然飽きない。葛根湯とか冬に風邪をひくと良く飲むけれど(今年もどうしようもなくて飲んでたな)、葛根って実物あんまり見たことないもんね。自分が病気をして初めて、人生の選択肢に薬局で働くという道があったことに気づく。いや実際はバリバリの文系だから無理なんだけど、医者はもちろん、看護師とか薬剤師とかになるなど考えたこともなかった。ありがたいことに広い選択肢から選びながら生きてきたつもりだけど、意外と幅は狭かったのだなと思ったりした。