ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

パンストと宿題(靴下生活はじめました)

宿題が嫌だからと不登校YouTuberになった小学生が話題になったけど、それ自体はどうでもよくて、そう言えば私も小学生の頃は宿題が嫌いだったなと思い出した。嫌いというと正しくないな、大人から押し付けられるものの象徴として捉えていたようです。大好きなマンガを読んだり描いたりする時間を宿題に食われてしまうのが本当に嫌で、宿題に反対することが大人へのレジスタンスだと捉えていた時期が…あったのです…小5の頃の話。もちろんレジスタンスという言葉を知るにはもう少し後、TM NETWORKのファンつまりFanksになるのを待たねばならないのですが。レボリューションもだな。しかし大人にとってとても良い子であったワタクシは直接反発することはなく、読書感想文のなかで宿題撲滅を訴えたり、「シナリオを書いてグループで劇を作ってみましょう」という国語の授業のなかでオリジナルシナリオを執筆し(多くの子はすでにある物語を脚本化していた)、同じグループのメンバーに芝居をさせ、そのなかで宿題反対のプラカードを掲げるなどの宿題ヘイトスピーチをしておりました。変わった子であったことだよ。

そういう個性はクラスの女子のクソつまんない同調圧力によって徐々に消されていくんですが(それが生存戦略でもありましたしね)、性格の基礎部分にそういうレジスタンス的なものを持っているほうなので、万年平社員の中年の地位を確立しはじめている最近ではむくむくとその性格というか性根が姿を表し、くだらねえ空気は無視していこうみたいな気持ちになっているのです。

で、靴下生活を始めることにしました。

えっ、レジスタンスのわりにはゆるくない?

以前別のエントリでオフィスカジュアルの私的カジュアル化、脱パンストについて言及しましたけど、私の中でOLファッション=パンストであったことに突然気が付きました。最初の会社の新人研修で言われたんですよね、適切なファッションとは、みたいな。華美なアクセサリーはしない、ネイルも華美にしない(クリアかベージュピンクのみ許可)、メイクは必須、でも華美にしない、スカートの丈も長すぎず短すぎず、ストッキングを履いてパンプスを履きなさいみたいな。スーツとパンプススタイルが超絶嫌いだったのに何故かBtoBの法人営業を選んでしまったので仕方なかったのかもしれないけど、そのころに「会社用のふく」「普段用のふく」(のちに「キモノ」、さらにのちに「アウトドアスタイル」)みたいなクローゼットのカテゴリー分けが出来てしまった。内勤になって外部の人に会うときも発注者・クライアントとしてなので、お客様向けの格好をしないで済むのに(まあお客様向けだってカジュアルでいいと今は思うんだけど)なぜかかたくなに「会社用のふく」をせっせと買って日々着ていた…。先日も描いたとおり、これが急に馬鹿らしくなって、「概念としての古い上司たち」に対するアンチテーゼとしてのモアカジュアル・イン・オフィス、それを象徴する「靴下」を履くというところにたどり着きました。マキシスカートも履くし、華美なネイルもしてやる。それはただ派手にしたいわけじゃない、キーワードは「私が好きで選んでいるもの」だ。

文字にするとたいへん馬鹿らしい。しってる。しかも弊社、服装は比較的フリーに近いので靴下で働いてる人、うちの会社にもたくさんいる。読書感想文で宿題撲滅を訴えるほうがまだロックだと思う。でもその馬鹿らしさをふくめての脱パンストはちょっと面白いと思ってる。わたしが面白ければいいのです。そして私の思い込みからの解放なのです。それが〜いちばんだいじ〜〜。(TPOや気分によってはパンストにパンプスも履きますよ。)

上記は昼休みに勢いで書きました。