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私の一人暮らし

一人暮らしは干支が一回りするくらいしていたので、いまだに夜中目が覚めて隣でオットが寝ていると不思議な気持ち、というか「思えば遠くへ来たもんだ」という感じになります。そんな私が一人暮らしを始めた頃、衝撃を受けたことが大きく分けて3つあったので、少し当時のことを思い出してみました。

トイレットペーパーを自分で買わねばならない

トイレットペーパーは1つの例で、家賃とか光熱費とかは覚悟していたんですが、日用品に意外とお金がかかるのが衝撃でした。しかも切れそうでも誰も次を買っておいてくれない。洗剤とか掃除用品なんかもそうでした。今まで家事は母にやってもらっていたからなんですが、一人暮らしをして初めて気がついたことでした。だから、実家の真似をして複数買いためたりすると、今度は余ってしまって困るなど。今はその辺りの負担をオットとシェア出来るので楽になりましたけど、「アレ買わなきゃ、コレ買わなきゃ」が案外多いんですよね。

「一人分の食事」がわからない

調理は好きで実家にいる頃からちょこちょこ作っていたのであまり心配なかったのですが、当時4人家族でばあさんも居たので、5人分の量を作ることが多かったのです。だからいざ、自分の分だけ作ろうとしても適切な量が分からない…。そのうち「作り置き」的なことを覚えましたけど、分かるようになるまでレシピで一人分の分量を調べたりしました。
私の話以外では、父が亡くなってから母が今実家で一人暮らしをしています。母も最初一人分が分からず、つい2人分作ってしまったようで一時期肥ってました。旦那を亡くしたら普通ショックで痩せるよねwなんでいきなり肥えてんの…と笑ってたんですが仕方のないことですよね。

部屋は出かけた時のままになっている

私が一人暮らししている部屋なので当然なのですが、私が物を動かすと、次にそれを動かすまでそのままになっています。だれかが片付けてくれたりするわけではない。ぐちゃぐちゃで整理されていない部屋を朝出ると、帰宅してもぐちゃぐちゃのまま。これが仕事終わりの私には結構堪えた…。当時ブラック企業に勤めていて、恋愛もあまりうまく行ってないことが続いていたので、部屋があんまり汚くて帰るなり号泣したりしたことも…(ホラ、20代後半のあのブルーな時期でしたし!!)当時は1K和室の部屋だったので人様に見せるほどのかっこよさはなかったのですが、「畳が見える」という最低限の状態をキープするように頑張ろうと思ってやっていました…実際はひどいもんでした。あ、ゴミはちゃんと出してましたよ!とにかく、自分でやらなければ片付かないし、心地よい空間を作るのは自分次第だということを身をもって知ったのでした。


自分のことを自分の責任で行うという当たり前のことができるようになるために、私は一人暮らしをするのがてっとり早かったと思います。実家暮らしでは見えない部分も多いので、一人暮らしに慣れてきた頃、母に「あんた優しくなったね」と言われました。そりゃ、実家に帰ればご飯ができていて、お風呂がわいていて、愚痴を聞いてくれる人までいる。なんとなく感謝の気持ちを心から持てるようになって、そういう人たち(=当時の私には父と母)に気を使うことができるようになっていました。要は、甘えなくなったということなのだと思います。親も、他人(自分ではない人)。自分の言うことをただ聞いてくれる人ではないという当たり前のことがようやくわかったのでした。コレがわかっただけでも私にとっての一人暮らしは有意義なものでした。私を大人として自立させてくれた、一人暮らし。

今は、一人暮らし×2になっただけなので、より生活が効率化されたり、プラスが増えたりしています。ただ、一人暮らしの物持ちが2人集まると、引っ越しの荷物が大変なことになりますのでご注意を。私とオットの荷物、なんと2人で150個近くあったのです!趣味人の場合、ものが増えすぎるのも一人暮らしあるあるかもしれません。


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