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ふたご座流星群の夜に星空観察

かつては星座とギリシア神話が大好きな少女であったわたくしですが(聖闘士星矢もそれで好きになった)、今まったく興味がないかといえばそんなことはなく、ただ夜空の星を見上げる余裕を失っているだけでございますよ。本来、星は好きです。今年は機会に恵まれて、ふたご座流星群の日に天体セミナーを見て、星空を見上げることになりました。


講演の20時の回に間に合って…たはずなんですが先に星空観望会のほうに行ってしまったので20時を過ぎても、しばらく星を眺めていました。望遠鏡をのぞかせてもらってすばる(星のほう、人のほうは双眼鏡で見たい)とかオリオン座の小三ツ星とかを見せてもらった。よく見えるんだなあ、望遠鏡。ちなみにこのイベントはVixenの提供なので覗いた望遠鏡もVixenでした。

ふたご座流星群というのは、「ファエトン」という小惑星の軌道が、地球の軌道と交差していて、この季節に互いが近づくんだけど、ファエトン付近にたくさんある細かい惑星のかけら(塵)が浮遊するところを地球が通過することで、たくさんの流れ星が起こる。それがふたご座近くで見られることからふたご座流星群と呼ぶらしい(講演より)。流れ星って地球に向かってくるのだとばかり思っていたけど、流れ星の素である塵がたくさんあるところに、地球が突っ込んでいくことで発生するものらしい。目からうろこ。

断片的にしか知らなかった太陽系のことも(木星の手前に小惑星帯があるとか)体系的にお話を聞くことができました。初めて天体関連の講演を聞いたので、もちろん基礎的な事だけだけど、知らないことも多かったので面白かったです。やっぱり仕事以外の勉強って楽しい。

流星群の発生源はポルックスとカスートル(という星の名前だけどこれはふたご座のギリシア神話にでてくる双子の兄弟の名前でもあります)のあたりなのだけど、そこから離れたところのほうが、滞空時間の長い流れ星がみられるということで、オリオン座の西のほうに狙いをつけて、家のベランダから空を眺めることにしました。自宅はターミナル駅からそんなに離れていない都内で看板の明かりや建物の照明のせいでかなり空は明るいのだけど、ずっと空を見ているとそこそこ星がみられることが分かりました。シリウスとか明るすぎる…。ぼけーっとオリオン座のリゲルのあたりを眺めていたら、その西あたりにふわーっと流れ星。「群」とは到底言えないけれど、流れ星は目視できたので満足。あとは寒くて早々に退散しました。

久しぶりの星空観察体験だったけど、とても楽しかったです。イベントも行けてよかった。天体イベント、もっと積極的に参加していきたくなりました。