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岩手県の早池峰山に登ってきました(登山編)

断然、山派です。


少し早い夏休みで、岩手県にある百名山の1つ、早池峰山に登ってきました。固有種のハヤチネウスユキソウには少し早かったのだけど、天気が良くて楽しい山行となりました。
携行したカメラは先日買ったばかりのK-70…ではなく、同じPENTAXでも山行に慣れたQ7で。どれよりも軽くて小さいミラーレス機は、体力のない私がそこそこの山を登るときには必要なお供。しかし気づかぬうちにフィルターをかけてしまっていたりして、青や緑が異様に濃くなってるものがあるのでこれは要対応。

さて、早池峰山は標高1917mで、まっすぐ山頂に向かう小田越コース。効率よく登れるので2時間半くらいのコースタイムです(私たちは2時間50分でした)。その割に北アルプス的な高山の雰囲気もあり、なんだかお得な気もします。少し下の方の登山口で、河原の坊というコースがありますが、昨年崩落して今は登れません。河原の坊も小田越もこの季節はマイカー規制が入っているので、岳(だけ)駐車場からシャトルバスを使います。つまり、遠野側からの登山口は小田越のみ。今回は義父に盛岡市内から送ってもらうという贅沢コース。車のない人は盛岡駅から直通のシャトルバスもあります。

最初は樹林帯。小一時間で終わってしまい、その後は岩というか石のゴロゴロするガレ場が延々続きます。

そうそう、早池峰山はコース上にトイレがなく、コース途中と山頂の避難小屋に携帯トイレブースがあるのみです。携帯トイレを持っていかないとならないんだけど、汚れとかにおいとか気になりがちな人にはこの方がいいかも。というか私も携帯トイレ初めてでしたが、うわーとか思うならこの方が気楽でした。小田越の登山口には使用済みの携帯トイレを回収するボックスもあるので安心。携帯トイレ自体も登山口、山頂で売ってるし、山頂のボランティアの方々がトイレについては教えてくれるし。至れり尽くせり感。

蛇紋岩のガレ場はたまにつるっと滑る岩があるので注意しつつ、一応合目案内があるので頼るけど、一合目と二合目がやけに長いので謎の配分であることは他のお山と同じです。




とりあえず八合目までは確認。

梅雨に入りたての岩手県でしたが、この日は梅雨の晴れ間。とてもいい天気でした。登ってる時は風がかなり強くてザックが煽られる感じがありましたが…。午前中は寒いくらい。下山した午後には日差しが強くて暑くなりました。

勝手にカネゴン岩と命名。

岩のガレ場を登ると途中にハシゴがあります。上り下りと2つあるのでそんなに渋滞しませんでした。下りは少し怖かったです…今までで1番長かったもので…。

ハシゴを登りきり、もう少しだけ岩稜の急登を過ぎるとやがて道は平らになり、山頂直下は木道歩き。ここは緩やかで楽しい。まだ雪が残っていました。

11時過ぎに登頂。

三角点です。

山頂は意外と広いのですが人が多くて座る場所を探しました。わかりやすいピークがなくて(多分祠が建っていたのでそこなんでしょうけど)山頂写真を忘れました。眺望はとても良いです。

山頂でお弁当を食べていたら、隣でお湯を沸かしてカップラーメンを食べようとしていた人が、お湯を注ぎながら情けない声を上げていたので見てみると、カップが割れていてお湯が全部流れてしまった模様。隣にいた私たちまで悲しくなりました…!楽しみにしてたでしょうにね…!

下山の準備をしていると、そこここで声が上がり、みんな空に向かってカメラを構えています。私も見上げたらそこには、彩雲!初めて見たのでとても感動!きれいでした。

下山開始は12時少し前。登山口には14時に着いてすぐのバスに乗ろうとしたのですが…マイクロバスしか来ず、乗れなかったので次のバスを30分待つ羽目に…。ここだけ少し悔しい思いをしましたが、あとは順調な山旅になりました。

途中見た高山植物などはまたのちほど。

お題「海派? 山派?」