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東京地形凸凹展と有栖川宮記念公園

こんにちは。

東京都立中央図書館で展示されていた「東京地形凸凹 〜地形から見た東京の今昔〜」を見てきました。最終日滑り込んだ形。もっと早くに来て、もう一回くらい見手おけばよかったとちょっと後悔。

東京の地形をいくつかの切り口で展示し、その資料がすぐに分かるように展示の前に並べてあるところがポイント。さすが図書館のイベント。地形、地質、高低差、暗渠、河川などのテーマごとの地図の展示がされていました。ずーっと見ていても飽きない。

特にハマったのは、3D地図にプロジェクトマッピングするコーナー。


海面が上昇すると東京はどんどん海の底へ沈んでいくということがわかるようなものや(ちなみに新宿副都心あたりが一番最後まで残るけど、40mを超えるともうダメだ)

河川や、元河川のマッピングなど。ずーっと見てしまった。これも飽きない。

地図ばかりだけど様々な形の切り口の展示だったので、もう一周したいところでしたがお昼も食べたかったので一周でおしまいにしました。

ちなみに都立中央図書館のある有栖川宮記念公園は、元々は盛岡(南部)藩の下屋敷だったそうです。明治に入って有栖川宮の用地になり、有栖川宮が途絶えて高松宮に所有が移り、高松宮が東京都に寄付してできた公園とのこと。お屋敷によくある自然の地形を生かした、高低差のある公園で散策するだけでも楽しかったです。公園の北側、愛育病院の交差点にある「盛岡町交番」はかつてこのあたりが盛岡町だったことを伝えてくれますね。盛岡に縁があるので(オットが盛岡出身)なんだかうれしい。


この辺りには笄川(こうがいがわ)の暗渠があるはず…と地図を見ていたら「笄小学校」として地名が残ってました。(地図だと交番の左上あたり)かっこいい!暗渠を歩いたわけではないのですが、かつて川があったあたりは少し土地が低く坂道になっていました。

自転車に乗っていても走っていても、以前は坂道が嫌で嫌でたまりませんでした。関東平野の真っ平らな方で育ったので坂道の味わい方が分かりませんでした。面倒くさい以外の感情がなかった。でも今は、ここに川がある(あった)から低くなってるんだなということを想像するだけで、許せる(何様w)気持ちになります。高低差あるところに土地の歴史あり。(キリッ)

麻布と言う名の土地は普段全く来ないところなのですが、笄川の暗渠を歩きにまた改めて行きたいです。