こんにちは。
先日、二子玉川に用事があり少し自由時間があったので暗渠探検したときのことです。
ググってみると多摩川に注いでる暗渠があることが分かり、多摩川堤通りを歩いたら、ありましたー!
陸橋の下の多摩川沿いに水門らしきものを見つけ、そこから多摩川堤通りを挟んでこちら側、フェンスで仕切られて入れない道があるのです。
これは暗渠なのだろうなーと思いながらこの先が気になって反対側に行ってみたのですが、上に玉川SCの駐車場があり突き抜けられない。時間もないし断念しました。
諦めて駅に向かう途中で、続きの?暗渠らしいものも発見。
あー、歩きたかったな、暗渠。
↓こちらで紹介されている1本目の暗渠だと思います。
しかしこの日はもう1つ収穫がありました。
多摩川堤通りの道路の中央に、こんもりと堤防の名残のようなものがあるのです。石垣が積み上げられており、ほんとに堤防の上部だけが道路から突き出た感じ。不思議。
石垣だけかと思ったらこんな階段まで。
土手の上から。右側の方向に多摩川河川敷があります。でも本当に道路の真ん中だし、車も通るし、河川敷方面にマンションが建ってたりする。不思議。
あとで調べてみたところ、陸閘(りっこう)というものだということがわかりました。あの土手は一部が切り開かれていて、煉瓦が積まれている模様。
多摩川が氾濫したときに、このレンガ部分をふさぐと水がせき止められるという仕組みのようです。洪水の際は河川敷と陸閘の間にある建物などは問題にしない姿勢がすごい。それほど多摩川の洪水はひどかったんだということが察せられます。さすがにいまは使わない…のだよ、ね?
暗渠もそうだけど、街とは人と水との歴史なんだなあと、こういう知らない土木建築を見るとつくづく思います。