こんにちは。
先日こちらの記事を読んでから一気に興味を持った暗渠。
早速ポチりました。そしてすぐに読破。
暗渠という言葉を知ったのは実はつい何年か前で、二人暮らしを始める前のオット(当時彼氏)の住んでいる付近に暗渠が多く、散歩しながら「ここは暗渠だよ」と教えられて初めて知ったのでした。でも今思えば以前住んだことのある足立区綾瀬も、豊島区要町も暗渠があったんですよね。普通に歩いてたし、通り過ぎてたし、当時は気づいてなかった!浅はかな私のバカバカバカ!
そもそも私は「隠された歴史」みたいなものが好きで、実は伝説の鬼は〇〇だった、妖怪と呼ばれたのは実は〇〇で、この神社はもともと〇〇だった人たちをおさめるために建てられたとか、ここは昔は〇〇だったとか、落人伝説とか、隠れキリシタン村とかという類の話が好きなんですね。『日本残酷物語』とか学生の頃よく読みました。あんまりいい趣味じゃないのでおおっぴらには言いづらいのですけどね。学生の頃の専門は文化人類学で境界論とかは大好きなのです。
- 作者: 宮本常一,山本周五郎,揖西高速,山代巴
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 1995/04
- メディア: 単行本
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暗渠にも同じ匂いを嗅ぎとりました。あったものをなかったことにする、それでもあった痕跡は残されている、みたいな世界。ああああ大好物です。
そして今住んでるあたりにもとても多くの暗渠があるので、実際に辿ってみたくなりました!
特におもしろいのは「暗渠のサイン」で、車止めになってる細い道は暗渠の確率が高いとか、暗渠沿いには銭湯が多いとか、これから暗渠散歩をする身にはとても興味深いアングルを与えてくれます。
実際に翌日自転車で知らないところを走った時も、あ!あの車止めは暗渠なのでは!!みたいな出会いがありました。もともと街歩きは好きですし、ブラタモリは好きな番組ですけど、暗渠のサインというフォーマットを与えられて、新しい視点を得た気がします!新鮮!!そんなわけで今地上が暗渠だらけに見えています。
でも新しいことを知るってそういうことだから、知ることって面白い。
そんなわけで今我が家のブームは暗渠と開渠(普通の河川)です。