ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 ヤッターマン

 近頃は、見たい映画は初日に見ます。ヤッターマンプリクラが撮りたかったので朝一番で町田まで見に行った。大人乙。以下、発表された2007年11月26日からこの日を楽しみにしていた一あらしヲタの感想文らしきもの。

 驚くほどにヤッターマンの感想文が書けない。内容を忘れてるわけじゃないんだけどな。それまでの周辺で起きたことなどが多すぎて、映画本編でテンションが上がりすぎたんだろうか。語るほどのストーリーがあるわけじゃないってこともあるかも。そこにあるのはヤッターマンの世界。ヤッターマンが実在したらこんなことが起きるんだろうなという、あるはずの記録。
 まぁ、一言で言えば、主演の人がよくインタビューで言ってたけど、大人が本気でヤッターマンごっこをしてたという印象です。大人の本気の遊びを見ました。ってうかそれ以上。おとなこええ!お金かけられるってこええ!!紛れもない実写なんだけど、アニメの実写超えてるんじゃないかというくらいに実写化という違和感がなかった。美術が大変に素晴らしい。それは出演者も言えることで、ヤッターマンなんかどう見たって純度100%のさくらいしょうなんだけど、これがどうしてもヤッターマンでありガンちゃんであるという*1。ドロンジョ様も恭子ちゃんなんだけど、多分この人がドロンジョなんだろうという世界を見ているんだと納得がいってしまう。アニメの実写化に間違いないし、素晴らしいビジュアル化なんだけど、ただリアルというだけでなく、妙な現実感を持っていて不思議。多分この世界での存在感から言えば、さっくんマスクつければいくつまででもできるよヤッターマン。キャスターもいいけれど、ライフワークにヤッターマンはどうですか櫻井さん。
 もう一言言えば、ホント酷いwwwということ。大人のヤッターマン、という表現が出来るかもしれないけど厳密に言ったら中学生くらいのヤッターマン。下ネタ満載。とはいえ中学生男子が喜ぶレベルの、うんまるこちんまるこやりたいやりたいくらいの下ネタ。あと三池監督って変態…といちいち思った。一見あんなチョイ悪なのに。
 それから、どう贔屓目に見ても、ヤッターマンが思ったほど活躍しない。しかしそれが面白すぎる。ドロンジョ様に世間の注目は集まっていたけど、個人的にかっこよかったのはヤッターマン2号の愛ちゃんとヤッターワン。ヤッターワンはかっこいいよ、プラモとかないかしらと思うくらい好きになってしまった。(あんなんだけど。)それから愛ちゃんが活躍するたびに「ああ、お嬢さん*2大きくなられて…」という気にならなくもないけど、ホント愛ちゃんがいい女ですよ。ガンちゃんまさかの目移りしてる場合じゃないよ!ヒーローなのにヒーローっぽくないガンちゃんらしいエピソードなのかもしれないけど。そしてそんなヒーローを櫻井さんが演じたってのは面白かった。さっくんホントいいお仕事してくださいました。これが代表作になって、プロフィールにキャスター業と並んで必ず「ヤッターマン」を挙げられればいい。かっこいいだけのさっくんなんてつまらないもの…。かっこいいのは見れば分かるしね(ゆんゆん)(ここで電波を出すな)
 多少、褒めすぎてるかもしれないけど(何しろ1年以上も楽しみにしてた人間なので)、壮大な暇つぶし映画です。ええ、褒めてます。飲み屋でくだ巻いてるんだったら、この映画見て「くっだらねーばかじゃないの」って笑ったほうが精神衛生上いいと思う。これがクールジャパンつって世界に出てるんだぜ?クールすぎるよ!ホント、日本に生まれてよかったー!これが、私のヤッターマン初見の感想です。

*1:それは演技がどうこうという話ではない

*2:拝啓父上様