ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 裏切り御免

 予告どおり、映画「隠し砦の三悪人」観て来ました。ちなみに私は黒澤映画のオリジナルを観てないし、スターウォーズすら観てないあらしヲタです。(知ってるね)ついでに言うと、みんながたのしい娯楽大作より、小ぢんまりとした良い映画かおばか映画が好きです。(好きな映画は「ブラス」、「天使の涙」、「真夜中の弥次さん喜多さん」。全体的にいろんな意味でかわいそうな雰囲気)それでも感想をひとつだけ挙げるとすれば「面白かった!」これに尽きる。以下雑感だけど若干ネタバレ。(なんか韻踏んでラップみたい)

 オリジナルその他を全然知らないので、私にとっては壮大なエンターテイメント映画。だから大画面でお金のかかってそうな迫力ある映像を、いい音で(ギロッポンTOHOシネマで観た)観たらたのしくないはずがない。そういう流れに全て乗っかった。「金かければなんだって出来るじゃん」というナナメから観た考えがあったのでこういうのは好んで観ないけれど、観る姿勢としては今日のようなノリでいいのだなあと思った。もちろん細かく見たら腑に落ちないところはあるけど、娯楽だからそこは笑っていこう。山名なんて大名の名が出てくるような戦国時代にあのような天守閣はないはずじゃ…とか、ちょwwwその馬どこからwwwとか、それどこのダースベーダーwwwとか、脱いだら面白いとか、ちょっとKREVAそこでなにしてんの、とか。恋愛要素もいらないけど、まぁエンターテイメントだし、あんなにかわいい姫とあんなにカワイイ山の民がいたら瞳に今ずっと恋してるのサイン出ちゃうよね。仕方ない仕方ない。何でもオモシロ探し目線で行けばたいていのことは笑えます。俺、まるくなったなー。だって、もしかしたら隣に座ってる松本担の友人が火祭りのシーンで山の民エキストラで行ってたかもしれないと思うと面白いじゃん。このエキストラの中に必死なファンがどのくらい居るんだろうと思ったら笑いながら泣けてきた。
 でもね、昨日の宣伝番組で樋口監督が、泣けるものばかりじゃなくてこういうエンターテイメントがあってもいい、的な発言をしていて私はそこに激しく同意したのでした。好みで言えばこの監督の映画は好きじゃない。だけど「泣けます!」って売り文句の映画はもっと好きじゃない。人にお膳立てしてもらわなくても、私は勝手に感動して勝手に泣くよ。山の民・武蔵(たけぞう)の中の人が珍妙衣装着て「もう少し、俺らの夢に、付き合って」って言っただけで泣けるよ私は!とにかく監督のこの言葉に尽きると思いました。あっという間の2時間だったのは間違いない。
 あーしかしながさわさんはずっとお芝居だけしててくれないかなー。インタビューとか出てこなくていいよ。雪姫はよかったよ。かっこよかったのに。それだけに残念だ。それから余談だけど、ながさわさんが松本さんに馴れ馴れしかったのは(!)、同じグループの人と付き合ってるからじゃないから!同じグループの人は今キモノ着てドラマやってる人だから!(超勝手な妄想。)うちの嫁はながさわさんじゃないから!そんな話はどうでもいい。
 松本さんが主演じゃなかったら絶対に見てないと思うけど、ヲタであったから世界が広がったのかもしれないと思うとちょっと悪くないでしょ。松本さんありがとう。