ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 昔はちょっと有名だった話


 知ってる人もいると思いますけど。私キモノが趣味でして、本に載ったりトークショーしたりとちょっとキモノブログ界では顔が知られてることがあったんですよ。ブログというか、ウェブサイトの時代。その頃不思議に思ってたりちょっとなあと思っていたのが「教えてちゃん」の存在。こっちはただの趣味で、普通の個人が好き勝手あれこれ書いているだけのつもりなのに、お店の人か先生とでも間違ってるんでしょうかね、あれこれ教えて教えてとメールしてくる輩がいるんですわ。もちろん私しか知りえないようなことだったら私に聞いてくる意味もあると思うんだけど、「丸洗いはどこで出来るんですか?」とかそういう類の。グーグルさんが教えてくれますよーと思うんだけど。調べりゃいいことを簡単に、しかも見ず知らずの人に聞く。多分そういう人種は今でも居るんだろうと思うけどね。「燕柄のものはどこで買えるんですか?」には参ったな。アンティークなんか特に一期一会なので、見つけたらがんばって買ったりしてチマチマ集めたんだけど、どこで買えるかなんて私が知りたいし、だいたい見ず知らずのいきなりメールしてきた人に教えるもんか。メールは丁寧に返してたつもりだけど、すごく不快だった思い出がある。そういう人ってたいていこちらが返事出すと、ありがとうでもウンでもスンでもないのね。お礼を言われたくてやってるんじゃないけど、「何よ」って思っちゃう。人間ちいせえのでね。当時は特に毎日メールチェックしてたわけでもないので(今はヲタクだから毎日パソコンしないと寂しくて「にのみやー」って言いながら死んじゃうけどね)、数日遅れるとまず返事は来ない。なんだったんでしょうね、ああいう人たちは。
 何でこんなこと思い出したかというと、さっきかおタス*1に衿合わせについて教えてー、といわれた(つうか日記に書かれた)ので。私わりと衿の出し方についてひとさまにお褒めの言葉を頂くことが多くて、それについてもよくメールが来た。「しらねえよ、どんな体型かも分からないのに!」などと思ってたけど、友達だと全然そんなことは思わないからやっぱり見ず知らずの人からのメールって難しいんだなあと思った。
 で、近ごろのヲタク活動で感心することは、ヲ友達は情報の出し惜しみをしないってこと。大切だろうに、DVDとか大量に貸してくれたり、お勧めユーチュ教えてくれたり、シングルカップリング曲ばかり集めたCDくれたり、担当(!)の載ってる雑誌をくれたり…。何でこんなに太っ腹なんだ。私は相当出し惜しみしたのに。その世界のカルチャーかしら。だったら私は今こっちのほうが好きだわ、なんて思ったり。

*1:id:kaori_lolipoppop