ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 本当に雑感


 昨日ふと思ったのだが私は視覚より聴覚のほうが良い感覚を持っているのではないかと思う。視覚+聴覚ならいいのだけど視覚だけにうったえるものに対して感度が鈍い。簡単に言えば、音楽はよく理解できるけれど、絵画や写真はピンとこない。もちろん美術館や博物館めぐりは好きだし、コンパクトカメラで撮ったり、作品を見たりするのは楽しい。でも耳からうったえられるほうがよほどグッと来たりしやすい気がする。音楽だと感想がすんなりいえるのに、目で見たものを感想文にあらわすのがより苦手だなぁ。文章力がないといってしまえばそれまでだけど。すらすらと言葉が出てこないのは視覚から入ったもののほうが当てはまるなぁ。映画やお芝居を見てうまく感想文がかけないのはそのせいか。もっと俗なとこで言えば、どうも一般的に「かっこいい」といわれている男性にあまり惹かれず独自の解釈の「かっこよい」を持ってしまうらしい。まちゅじゅんじゃなくてにの、おかだくんじゃなくてイノッチ、とか。考えていくと視覚への自信がなくなるなあ…。


 そんなことを考えながら今日は歌舞伎(夜の部)を見に行きます。歌舞伎は音や体感する部分も大きいので助かる。キモノは悩んだ末、アンティークの大島紬に、これまたアンティークの牡丹の染め+刺繍帯にした。3階席だから好きなものを着ていくことに決めたのだ。風が強いからキモノがべらべら捲くれてしまうのだろうなあ…。