テレビをつけっぱなしにしていたら、一日中(私がうちにいたのは半日だが)ライブドアと一夫多妻おじさんの話ばかりだった。一夫多妻おじさんは脅迫罪で逮捕されたようだが、話題になっているのはその事件性より、一夫多妻生活のほうなのだろう。脅迫はしちゃならないが、(一夫多妻生活は*1)本人たちが好きでやっていることなら、そのへんは突っ込まないほうがいいと思うのだけど。なかよくやっているならいいじゃない。催眠じゃなければ。
最初にこのニュースを聞いたときに一夫多妻おじさんが「呪文を唱えた」などと言うので「おお、これは催眠術か何かか?」と思ったのだ。さすが私、京極堂読者。ヒントはもちろん『塗仏の宴』。まさに京極堂の分野じゃあないか!あー、かせんこおとめだ、かせんこおとめ。さてこの事件京極堂ならどうやって憑き物落としをするのだろう。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
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<追記>あとワイドショーのコメンテーターが「ポリガミー」だとか言っていたけど、こういう専門用語を何故お昼のワイドショーで使うのか、その神経がよく分からない。ポリガミーとは(多分)文化人類学用語なのだが、複数妻帯制のことを言う。この場合夫がひとりで妻が複数なんだから、一夫多妻制でいいじゃないか、分かりやすくて。小難しい言葉をあれこれ並べて説得力を持たせるように仕向けるのは好きじゃない。とくに「先生」関係の方がやるのが好きじゃない。
*1:追記