ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 「見るほうもマジ」


 ナヨちん*1mixi経由でお友達に言われたそうだが、M-1の感想や解説や分析などを書いている人たちの書くものを見ると、私も同じように思う。(もちろんぱっと見で思い付きを書いている人もたくさんるだろうが。)なかでも彼女は1年間若手芸人を追いかけてきて、その積み上げたものの上でM-1を見てるから、それに対する愛情や表現力を除いても、かなり説得力のある感想になっていて面白かった。


 私がM-1を楽しみにしていたのは、なかなか漫才をテレビで見る機会がないからだ。かといってライブに行くわけでもなく、CSに入るわけでもなく、その程度の漫才ファンではあるけれど、見るのは好きだ。普通にテレビを見ていて、純粋に漫才をやる番組が少ないので、M-1は貴重な番組のひとつだと思う。笑金だのエンタだのも見るけれど、本筋と関係ないところで「うーん」と思うところもあり、またコントもやる(笑金なんか料理対決までするよな、蛇足だ)のでもう少しシンプルな漫才番組が欲しい。ちなみに好きなお笑い番組は「笑点」(NTV)と「笑いが一番」(NHK)。我ながら地味だ…。


 オリラジを面白いと思うくらいのお笑い一般視聴者である私には、M-1は高度すぎるのかと思うし(ブラックマヨネーズって誰?と思ったし、普段漫才をほとんど見ない品庄がやってるのを面白いと思った)、あとM-1は関西色が強い気もする。今年だけなのか。


 ナヨちんのところ引用させてもらっていい?

今回、関西勢ばっかりになったけど、東京っていうのはテレビの存在が近いせいか、テレビ向きのつかみ方をする。だからリアクションだったり、決めセリフだったり、出オチだったりという方向に芸人がなっていって、芸人=ネタ師とは限らない。むしろテレビでおかしな動きをしたりとか瞬発力で勝負しているように見える。ゆえに、M1向きの芸人が少ない。ちゃんといるけど、絶対数では少ないし、売れにくい。結局作家に使いやすいと思われる人の力が売れる売れないに関係するようにも思うのですよ。

対して関西は芸人すなわち舞台に立ってネタをする人びとという考え方があるように思う。場数の違いとスタイルの違いはやはりあると思うし、見る側にもやっぱり違いがあると…。それは好きずきだし別にM-1がエライわけじゃない。

 そうなんだ!と思った。東京主体でM-1みたいのをやったらもっとテレビっぽくなるのだろうか。東京がテレビの存在が近いというよりも、関西が舞台に近いんじゃないかな、と関東圏の人間としては思ってしまう。それはちょっと羨ましい。だって東京ですぐに見にいけるお笑いの舞台ってルミネでしょう?吉本でしょう?それ以外はチケットを取ってそれそれのライブに行かねばならない。うめだ花月みたいな舞台が東京にもあったらいいのに。すぐにいけるお笑いの舞台ってなんだ?寄席?(お笑いじゃなくて落語だから…)好きな芸人さんを挙げると、関西弁をしゃべる人が少ないので、そういう人をもっと東京で見れればいいのだが。


 M-1の話からだいぶそれた…。それたついでだが、今日は「なるトモ」見れてうれしい。でもメッセンジャー黒田が出てないので残念。

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