ツーアウト満塁空振り三振

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 大奥最終回


 総括すると(って後半部分しかちゃんと見てないのだが)このドラマ、いったん見始めてしまったし、好きなシリーズなので最終回までしっかり見てしまったのだが、あんまり面白くなかったな、というのが感想。もう少し史実に沿うとか、人間ドラマをドロドロに描くとかがあればいいのだけど、成住が生かされていた理由とかあっけない吉保の失脚とか最後には毒をなくしていい人になっちゃったお伝ちゃんとかスケ殿の微妙な活躍ぶりとか、何だか全て中途半端な仕上がりだった。せっかく当時は「忠臣蔵」で有名な「フナ侍のためのあだ討ち物語」があった時代なのにまったくスルー。何度も言うが瀧山様と篤子様がお懐かしゅうござる。まぁ、大奥ファンとしてはワンクール「大奥!大奥!」と騒げただけでよかったのかもしれないが。この先まだ続くのだろうか。だとしたらやはり大奥が大幅に縮小された吉宗の時代か。


 ちょいちょい関連するサイトをのぞきながらドラマを見たのだが、驚いたことに綱吉が亡くなる頃までお万の方が生きていたという。桂昌院もかなりのおばば様になって亡くなったようだが、それよりも長生きとは。(何度か書いたが解説しよう、お万の方のお付をしていたのがお玉で、後の桂昌院。)


 唯一、上様が亡くなるシーンは泣けた。タニショウ死んじゃいや!とおなごの嘆きを発するわたくし。美しい上様だった。美しい御台だった。はまりにはまった吉保だった。そのへんはよかったかも知れぬ。


 死んじゃったはずのタニショウ上様が、次クールも出るらしい。同じ枠で、これまた放映当時はまっていた「白い巨塔」の財前教授こと唐沢寿明が主演らしい。まったく、いいキャスティングだ。見るかどうかは微妙だが。


 驚きなのだが、大奥に関してのキーワードリンクがほとんどない。それなのに田辺マモルはある。こういう偏りがすごい、はてな。