ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

自分が何者かは自分で決める

ボヘミアンラプソディを観てきました。

QUEENのことは、フロントマンのフレディ・マーキュリーエイズで亡くなったこと、日本で人気があったので日本語の歌があること、ギターはブライアン・メイであり、天文学かなんかで論文書いて博士になった人、くらいのもので他をほぼ知らない。歌だって有名なものしか知らない。ボヘミアンラプソディはフレディの死後に再リリースされたのをリアルタイムで覚えていて、なんて変な歌なんだと思ったことくらい。

その程度の知識と興味で、大変楽しめる映画でした。素晴らしかったです。

史実ではフレディの病気が発覚するのはライブエイドの後らしいのだけど、この映画はノンフィクションではないので、分かりやすいストーリーになって描かれていました。だからこそ、ライブエイドのパフォーマンスにあれだけの感動があり、大団円で映画を観終わることができたわけです。途中、不必要と思われるイライラするような人物やエピソードもなく(ポールはクズだなあとかはあるけど)、それも素晴らしかったと思った理由。2時間半の長い物語だったみたいだけど、長さは全然感じなかったです。ライブのシーンが多いからかもしれない。

エントリのタイトルにしたのはフレディの台詞で印象的だったもの。ボヘミアンラプソディなんていう解釈に困る名曲を生んだ人はやはり天才なんだと思うけど(変人が一人だけいるのではなく、バンドのメンバーそれぞれがなかなかの個性でそれがぶつかりあってのQUEENだったのだろうと思うととても魅力的)音楽的には天才で、出自やセクシャリティも一般的ではなくアイデンティティの確立にとても迷ったであろう人が、迷った上で放った、先の台詞にグッときたのでした。

そしてThe show must go on… エモすぎ。良い映画でした。