ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

基礎を知った上でのアレンジであること

若い頃は今以上に浅はかで、厚顔無恥であったわけだけど、それは特にカメラ、写真を撮ることにも言える。

随分前に中古のオリンパスPENを買ったり、当時はLOMO LC-Aも持っていたので、なんというか「ノーファインダーで気ままに撮る。多少構図が乱れたりピントが合ってなくてもそれは味」みたいな風潮に踊らされてカメラを振り回すように撮っていた。(一眼も持ってたんですが理屈がよくわからなかったからちゃんと使えなかった)写真を撮ることは自分の視点を残すことだってことはよく理解したけれど、構図やピントや絞りもちゃんと分かった上でそれを楽しむのが本来の写真の楽しみだと思うんだけど、当時はそういうのを取っ払って若い女子がカメラを感性で使うのがもてはやされた風潮が少しあって、じゃあ、基礎的なことは覚えなくていいや、感性大事!などどフィルムの無駄遣いをしてました。今でこそデジタルなので撮るだけ撮って確認して要らなければその場で捨ててしまえるけど、当時はハーフとはいえフィルム。先日実家に帰ったら当時の現像した写真がごっそり残っていて、そのクオリティの低さに唖然としました。撮るためになにも考えてなさすぎる…!!まぐれ当たりで写真撮ってたなんてフィルムと現像代と時間の無駄遣い。その写真はほぼ処分しました。

「若い女子が理屈より感性で撮るのがもてはやされた」と書いたけど、実際にコンパクトカメラで遊んでいたお姉さんたちはある程度写真の知識が当時からちゃんとあった。私のような人もいたかも知れないけど、基礎がわかっての遊びでノーファインダーとかで撮っていたんですよね。私は本当に浅はかで、今考えるととても恥ずかしい。だからこそ今、ちゃんと勉強しよう、と思える。バカで無知だったけど、カメラにハマっておいてくれてありがとう、23歳くらいの自分。バカで無知なのは程度の差こそあれ、大して変わらないか。少し思慮分別がつくようになったくらいですかね。

ハーフカメラは特別なカメラでなく、汎用機だったので使い方はそんなに厳密でないのだけど、オリンパスPENの場合はちゃんと距離を見て(90cm、120cm、15m以上、という雑さだけど)丁寧に撮ればそれなりに頑張っ写ってくれることが分かった。当たり前か…。

ちゃんと後ろもボケてくれるし。

かっちりグリーンも写してくれる。

たまに距離間違える。