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追憶の暗渠 要町篇(湧き水通り) Pt.2

豊島区要町の暗渠をたどる第2弾。

要町に住んでいた時に(以前もブログに書いたことあるかも)、お風呂のバランス釜がつかなくなってしまい、ふた晩くらい銭湯に通わねばならなくなりました。バランス釜ってあれですよ、チッチッチッチッ、ボッてガスをつけるタイプのお釜。追い炊き有りだとこういうお風呂じゃないと暮らせなかったんですね…。とにかく銭湯にいかねばならないのですが、引っ越してから一度も使ったことがなかったので、調べて行きました。その道が狭くて暗くて、夜道怖かったのを覚えています。他所の家の軒先に触れられるくらいに近くて、人とすれ違うのも憚られるくらいの狭さだったのを覚えています。今思えばあれも暗渠かもと。

調べたところビンゴ。しかも「わきみず通り」と素敵な名がついているようです。わきみず…!!

というわけで辿ってみます。谷端川緑道からの暗渠道。

住所は豊島区高松。私は山手通り沿いの千川中学の近所に住んでいて、この暗渠は本当にすぐそばでした。もちろん当時は知らないけども。余談ですが、千川中はおぎやはぎ矢作さんの出身校で、それをご本人がテレビで言ってるのを千川中学の近所で視聴して「えー!すぐそこ!?」とテンションが上がったことを思い出しましたがどうでもよかったですね。

さて暗渠道はこちら

山手通りを超えて高松郵便局の脇の道を通ります。整備されていてきれいな道。高層マンション脇だし、暗渠だなんて思わないな…。

この道を突っ切ると私にとっては馴染みの通りが現れます。高松えびす通り商店街。私が住んでいた頃とあまり変わりはなかったけど、当時からあまり活気があるとは言えない通りです。新築の住宅は増えていたけどスーパー駅前の小さいのしかないし、不便じゃないかな…。(余計なお世話)

その商店街を横切って細道に入ります。

あー、そうそう、こういう道だったー!

道はさらに細くなりしばらく続きます。そして高松小学校の横に出るのですがそこでやっと道は広くなります。ここを抜けるとホッとした気が。暗くて怖かったんですね。


あんまり変わってなくて驚きました。家は新しくなっていたのかも。

それよりも駅付近や、商店街よりもこの辺りが一段土地が高くなっていることに今回気がつきました。今まで土地の高低差なんて意識して生きてないから…。商店街を歩きながら西側をみると坂道だらけ。知らなかった…。要町駅付近は谷端川の低地だったんですね…。そして湧き水はこの台地から谷端川に向かって流れていたのかなと思うとムネアツ。

さて話は暗渠道へ戻ります。わきみず通りの暗渠は高松小学校横に水源があったらしく(谷地形から)、そこまでとされています。この水源についてはよくわからなかったので、郷土史の資料などをみる必要があるのかもしれません。大通りに出た向かい側に清の浴場という銭湯があり、当時の私はそこにお世話になりました。今はもう廃業しています。残念。その代わり近くには山の湯という昔ながらの良い銭湯がまだあるようなのでそのうちいってみたいです。

▼最新銭湯マップ発行後の廃業浴場 (165軒)
http://www.1010.or.jp/auto/hai.html


参考にしたのはこちら。(いつもお世話になります!)

lotus62.cocolog-nifty.com

わきみず通りの名前の由来とか水源についてはこちらに詳しいです。

歩いたのはこのあたり。
drive.google.com

要町篇はこれで終わりますが、次に住んだ綾瀬のあたりもいろいろあるようなので、また追憶の暗渠シリーズやりたいと思ってます。