ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

北八ヶ岳・霧の坪庭散策

母と行く蓼科2日間(なんか旅行ツアー名みたいになった)。翌日は、ホテルで朝食を済ませて(コーヒーをお替りするなど余裕の朝食)10時前にチェックアウトし、バスで北八ヶ岳ロープウェイへ。バスで20分くらいです。下界は雨がようやく上がり、少し明るくなっていたので期待をしていたのですが、実際に1771mの山麓駅からロープウェイでのぼってみると…

真っ白ーーー!!!!

 

ちなみに坪庭とはこんなところ。

北八ヶ岳ロープウェイ|山頂案内|蓼科、八ヶ岳の観光スポット・トレッキング・バリアフリー

www.tripadvisor.jp

北八ヶ岳の北横岳と縞枯山の鞍部に溶岩でできた広大な広場があり(標高2237m!)、そこに散策路があります。ハイマツや花など高山植物もたくさん咲いています。散策路は整備されているので登山装備でなくても歩けますが気候は完全に山ですのでそのあたり気をつけて。この坪庭までは北八ヶ岳ロープウェイで7分。1771mから一気に標高差500mを登ってしまうことができます。

もちろんここから北横岳登山もできますし、縞枯山を越えて茶臼岳から麦草峠に下りることもできます。そんな山に囲まれた盆地状態の坪庭ですが…

この日、景色は全く見えず!

横岳神社に「雨がやみますように、景色が見えますように」と手を合わせてから進むと、一瞬バババッと降られたのですが、そのうち雨はやんで霧だけになりました。うん、景色は見えない。真っ白の溶岩帯の散策路を歩いていきます。

雨が止んだので安心して撮影開始~。雨露がついているので高山植物もなんだか瑞々しい。

杉?肉厚な葉。

こちらはミツバオウレン

こんな感じの道を進みます。多少登って高いとこに出ますが苦しいアップダウンはありません。でも雨で濡れてるので足元には気をつけて。(モデルは母)

ヤナギラン…じゃないよね。

景色はまだ見えません。(母のザックカバーと、心配だけで雨が止んでも着ているレインウェアだけが目立ちます)

なんちゃらキンバイファミリーでは。

霧が晴れないのは変わらないのですが、風が出て来たので徐々に霧が動くようになって来ました。そのうち晴れるかも?と期待しつつ幻想的な坪庭風景を撮影。

調べてもよくわからないのですが、坪庭の溶岩は北横岳のものなのかな?北横岳が噴火して、縞枯山との鞍部に溶岩が流れて固まったのが坪庭ってことでいいのかしら。坪庭にはハイマツが生えていますが、北横岳の森林限界はもっと標高の高いところにあり、森林限界より低いところに高山帯で生えるハイマツがある不思議空間であるらしい坪庭。なんかすごいかっこいい。

結構ダイナミックに溶岩が積み重なっています。その上にハイマツや高山植物が生えているのが山の植物の生命力の強さ。

 

半分以上歩いて来たら、少し霧が切れて来ました。北横岳神社にお賽銭払ったからかしら。すると大きな山塊が見えて来ました。おそらく北横岳。縞枯現象も確認することができて、母に坪庭がどういう場所にあるのかビジュアルで伝えることができました。周り何にも見えなかったからただの平地に思えちゃうくらいの霧だったので。

でもこれでは縞枯現象よく見えませんね…。立ち枯れた木の一群が筋状にあるのがご覧いただけますでしょうか…。

坪庭の散策は木道の階段を降りることで終了しますが、このまま木道をロープウエイ駅と反対方面に少し歩けば縞枯山荘があります。私のファースト山小屋で、ここが楽しかったので後々山小屋泊にハマってしまうことになったのですが、山小屋自体がかわいいので母に見せたく、もう少し散策してみることにしました。時間はまだまだあります。木道を10分くらい歩くと草原の中のとんがり屋根にたどり着きます。久しぶりー!相変わらずかわいいですね!

実際は写真左手から歩いて来ています。一度山荘を通り過ぎて振り返った写真がこちら。この辺りに来た人は大体撮るやつ。実際、前回(5年前)にも撮ってる。

歩きたかったところはすべて歩けたので次のロープウエイで下り、バスで茅野駅に出ました。

 

食事は駅前のお蕎麦やさん。鴨汁そば美味しかったです。

そば処茶屋 ちのベルビア店
0266-73-0026
長野県茅野市ちの3502-1
https://tabelog.com/nagano/A2004/A200403/20008716/

天候以外はほぼ計画通りの蓼科旅行。母も喜んでくれて、ツアコンとしても娘としても、ホッとしました。帰りのあずさではようやく2人とも静かになり、寝ているうちに都内に入りました。あっという間の二日間でした。でも、ホテルハイジもまた行きたいし、リベンジは必要です!

お題「もう一度行きたい場所」