ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

善福寺川の開口部から暗渠を探す(追記あり)

先日、善福寺川沿いを散歩していたら、かなりの数の暗渠の開口部があることに気づく。暗渠ファンとしては穴を見ると「どこに繋がってるのかなー?」とワクワクするもんだと思いますがどうでしょう。

1番上は和田堀公園からすぐのところで、草が覆い茂って使われてない感が出てるところにグッときました。

今回気になったのは、右下のこちら。

武蔵野橋という橋のあたりは、親水公園になっていて遊歩道が川面に近いところに降りられるようになっています。芝生もあって気持ち良さそう。だから普通は上から眺めるだけの開口部と、同じ目線にたてるという…なんというか新鮮!

この、少々斜め奥から来ているトンネルはどこに続くのだと気になって調べてみました。この橋のさらに東、環七沿いには善福寺川取水施設(大雨の時に地下に雨水をためるところ)があるので、それ関連の開口部かもしれませんよというアドバイスも受けつつ、暗渠好きの参考書、東京都の下水道台帳とウェブ今昔マップ、そしてGoogleマップを眺めながらたどってみました。

下水道台帳ではこんな感じ。

https://www.instagram.com/p/BUtBaLBl3oE/
中心のあたりの鋭い矢印が吐口なので、角度といい、ちょうどいい感じ。

この図でやや東寄りに北上しつつ、少し先で道なりに西に向かって曲がってるんだけど、この道が下水道台帳で見ると水路敷。善福寺川幹線だそうです。何かの跡を下水にしたのかなと期待しちゃいます。この善福寺川幹線は西に行って善福寺川沿いに南行して和田堀公園を横切っているようです。

今昔マップ

しかし、今昔マップでこの辺りを見てみると今より蛇行している善福寺川と、田んぼのマークが一帯に広がっています。水路敷の道のあたりにも小径があるらしいのですが…特に続いてもおらず、これは田んぼの脇の水路だったのかもしれません。地図からはどうしてもわかりにくい。もう少し当時の資料を見ないと分からないかもしれません。

今回はここまで。でも、善福寺川沿いは高低差もあってなかなか楽しい。取水施設などもあるし、興味がわいて調べたい欲を掻き立てる要素がありました。今度は支流を歩いてみたいな。武蔵野園に来る時がまたあればチャレンジしてみることにします。

参考にしたサイト

杉並 善福寺川筋の窪地・水路跡散歩 Ⅰ;堀之内の旧流路(揚堀)と松ノ木支流、成田東支流を辿る - 時空散歩

(追記)
武蔵野橋のあたりを「スーパー地形」というアプリで見てみたらなんか水路っぽいのを発見。1945年の航空写真だそうです。

今はきっとちゃんとした道路なんだろうけど、歩いてみたいですなー。