ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

最近の暗渠エクスペリエンス

こんにちは。

もう暗渠忘れちゃったの?いいえ、いつも暗渠は私のそばにあります(近所にあるからね)

とは言っても、水源から開渠への開口まで、みたいな暗渠エクスペリエンスはなくて、少しだけ歩いたりしているくらい。本当はがっつり歩きたいけれどなかなかそのチャンスがないのです。それでもちまちま歩いてはいるのでその記録をば。

あこがれ桃園川

荻窪の方から東中野の方まで続く長〜い暗渠、桃園川を少しだけ歩きました。テンション上がる。こんな道が身近にあったら楽しい。


歩いたのは、中野通りから中野坂上あたりまで。杉並区に入るとまた雰囲気が違うのでしょうね。


暗渠ネコさんにもお会いしました。ニャン渠。


橋跡レリーフが鳥柄。ツバメ柄フリークとしては見逃せない。シャレオツ!


暗渠なのに水位がわかるとか(表示されてなかったけど)これは胸熱!ここは暗渠ですよと知らせてくれるのは親切ですよね。こういう表示がなければ、暗渠意識の低い人間には暗渠だということが分からないもの。
いつか端から端まで歩きたい暗渠です。うちから遠くはないのだけれど近くもないのでそのチャンスがなかなか作れないでいます。暑くなる前に実現したいですなあ。

春の小川(河骨川)

ご存知、春の小川。代々木公園で早めの花見をした後、新宿方面に向かいがてら歩きました。宇田川は以前歩いたので今回は河骨川。


廃銭湯。暗渠サインの1つである銭湯だけれど、その歴史を背負った趣があり過ぎて素通りできなかった。


でも廃屋過ぎてちょっと怖い。手が入ってなさそうだけど、本来はどうにかしなければならない建物なのでしょう。かつては排水を流していたであろう小川はまっすぐな暗渠に。

ところで、春の小川は案内が丁寧で、暗渠沿いの電信柱に「春の小川 ココ」みたいな表示をしてくれています。これは親切。迷わず歩けるし。表示のある電信柱を辿っていけば、水源まで案内してくれます。

しかし。
水源近く(刀剣博物館の少し先)の案内の看板は、電信柱の高いところにあり、電線やらなんやらに隠れてしまっていた。


見えない…。
水源はすでにマンションなので、ソコってどこだろ?という感じでフィニッシュします。

ぼくらが暗渠を歩く理由

そこに暗渠があるから…なんですかね。ちょう余談ですが、暗渠のことをこのブログで書くとアクセス数がガクンと落ちます。「いいからオマエは自宅メシと山とニトリとゾンネタールについて書いとけよ」とブログの神様に言われてそうですが、そういうのはいいんです。私は暗渠を歩きたいし、その記録をブログに残したい。
暗渠は足元にある歴史なんですよね。かつてここに川があって、それを利用した生活があったという痕跡。暗渠について調べていくと、土地の高低差や鉄道や古地図などの情報も入って来ちゃって、足元のことばかり知ることに時間を使ってなかなか足が外に向かないのだけど、私はそれでもいいと思うんです。全然グローバルではないし、時代に逆行してるかもしれないけど。かつてここに今と違う生活があったと分かると、興奮しません?私はします。楽しくなっちゃいます。だから私は暗渠を歩きたいんです。
もしも旅行とかで違う土地を歩いても、同じようにそこの歴史を知りたいと思うんですよね。観光地だけじゃなくて路地をじっくり見てみたい。なかなかかなわないけれど。1つの街に長くとどまって、ブラタモリみたいにじっくり路地歩きしながら旅するのが理想。