ツーアウト満塁空振り三振

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豪雨の暗渠あるき(馬尿川を高田馬場へ)

こんにちは。

平日ですが時間ができたので、気になってた暗渠を歩こうと向かったのは大久保。先日ごはんを食べに行った時に「あそこ暗渠じゃない?」なんていってた道です。

後で調べると「馬尿川(ばにょうがわ)」とか「ましかわ」とか言われてたみたいで、かつての馬場を通る川としてはさもありなんという川名です。

ただ、戦後すぐの地図と重ねてみてもすでに道なので暗渠としては古いものなんだろな、という感じです。

明治の頃にはまだ川だったみたい。

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さて、始まりは新大久保。有名なオムニ食堂の道路を渡った辺りから路地が始まっています。流行りの店が多い大久保も、一本奥に入れば古い家も。

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川跡っぽい通りですが、昔からの家も正面を向いていて、道としての歴史も長いのだろうなと思います。

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左手側が崖です。

遠くにはあんな近代的なビルが建ってるのに、すんごい下町っぽさ。これも谷底感ありますね。

どの家も玄関に段差があり少し高く作られていて、それは崖だからということもあるけどこの辺が低いってことなんじゃないかと思うんですよね。私の実家も海抜ゼロメートル地帯で、昔は大雨が降ると水浸しになることもありました。「ドブの水が上がる」って言ってましたけど。そんなとこなので、うちの実家も玄関の前に段差があります。

途中の諏訪公園辺りから空模様が変わり、雷が轟き、雨粒が大きくなりました。この、諏訪公園も崖の上にあるんじゃないかという高低差があるんだけど(ここからだと見上げる形)雨のせいで楽しむ余裕もないまま通過(´・ω・`)

道は一旦戸山公園にぶつかるので、道沿いに進むのですが風も出てきて歩くだけでも大変。でも場所が中途半端で大久保に引き返すのも遠いし、とにかく高田馬場まで行こうと歩を進めました。

豪雨の中、なんとか続きの暗渠を見つけることができました。やー、ひどい雨と風。折りたたみ傘の骨がひん曲がってしまいました…。

気を取り直して暗渠を進みましょう。

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蛇行する道を下ります。結構下ってます。

左を見ると道は逆に上り。ここが谷底ですね。よし、間違いない。

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いかにも川跡っぽい道を雨風と戦いながら進んでいくと、みつけました!この道を歩くキッカケになった壁。

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川跡だからなのかな?と思ってましたが、川だったのはずっと昔なので、この不思議な壁のほうが新しいでしょう。それでもだいぶ古そう。上に建つアパートも味わい深い。

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壁の上のマンションに続く階段がありました。アパートの玄関でしょうか。レトロ。とにかくこの道の両脇はここより高いので階段がちょこちょことあります。

道は一旦早稲田通りにでます。早稲田松竹のやや高田馬場寄り。道路の向こうに続く道が見えますのでそちらを。

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さらに下ります。おおー、この下を雨水もごうごう流れてるのかなー。

半分ずつ色が違う階段。左側は新しくつけられたんでしょうね。

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雨はどんどん強く、写真を撮るのも大変。でもなんとか神田川まで辿り着きました。ここの写真撮るの大変でした…。風に煽られちゃって。 

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柵の向こうは神田川

近くの橋から、合流部を確認してみます。うん、暗渠ですよね。

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蔦の絡まる合流口。味わい深い。

雨は止みそうにないので急いで高田馬場駅近くまで戻り、カフェに入ると雨が上がりました…。あと30分遅く歩けばよかったです。

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さて、暗渠関係ないですが今回実感したのは、履いていたジャングルモックの 性能です。

 

こんな記事↓を書くほど愛用してるんですが(余談ですが知らぬ間にまとめられてたりしてよく読んでいただいてる記事です)

kwaico.hatenablog.com

ゴアテックス搭載のタイプ、本当に水が浸みてこないのです。素晴らしい。履き口は外に出てるのでもちろん雨が直接あたり濡れるんですけど、靴の中に水が浸みてきたりすることはありませんでした。素晴らしい(2度目)