ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

南アルプスのアクセスがわかりにくい件

 来月、南アルプス仙丈ケ岳に登るためいろいろとアクセス方法を調べているのだけど(クルマという足はないので)、まあ南アルプスとはとんだ秘境なのですね。登山口まで行くのにひと苦労!同行者(同行一家)は滋賀の人なので、登山口待ち合わせ。なので東京方面から/東京への足は自分で探さねばならない。うーん、『山登りはじめました』に載っていないコースは自力で組まねばならないのでツライ。

 自宅を電車の始発で出る(電車乗り継いで新宿から特急あずさ→甲府からバス)とどんなに早くても、登山口の北沢峠には13:00ころの着となる。ここから登り始めても目的の仙丈小屋には15時までに着くのが難しい。遅くとも10時くらいには登山開始ができないと不安である…。というわけで行きは新宿発の夜行ツアーが見つかり、おそらくこれが決行するであろうから朝6:30には北沢峠に着く。しかし同行者が早くても9:30着だということだからまあロスになるが仕方ないので3時間待とう。ちなみにこの夜行ツアー、山梨交通が実施しているもので、新宿からの夜行で、途中宿泊施設のようなところで大休憩があり、明け方ターミナルの広河原に着くというツアーである。私の行く前の週はすでに満員になっていたので、私の週も決行するだろうと思われる。

 問題は帰り。下山をまず13時までに完了しなければならない。まあ、これは早めに山小屋を出るなどすればコースタイム的に難しくもなく、いけるでしょう。下山口である北沢峠から13:00発の伊那方面バスに乗らねば、同行者はその日中の帰宅ができないということだ。どんな辺境だよ南アルプス…。私も13:30に甲府方面のバスに乗って、広河原で乗換えをして甲府へ。そこからはバスでも特急あずさでもいいんだけど、だいたい5時間かかって新宿着。そこから自宅へはさらに1時間である。何この旅。

 下山口から自宅まで直行してもこんな具合。でも山の醍醐味は下山後にもあるのだが、山の汗を流して、下山ビールして…なんてお楽しみの猶予はない。せっかく旅を共にした友人たちとも下山して余韻に浸るまもなくお別れ。なんてさびしい。

 下山口である北沢峠から立ち寄りやすい温泉は甲府方面の芦安というところと、伊那方面の仙流荘という施設である。仙流荘はバスの乗り換えをする場所でもあるので、時間によってはここで一息ついてから帰途につくことができるかもしれない!なんか東京までなら直通とかありそうだぞ!と探したところ、南アルプスの紹介ページに新宿~仙流荘の直通バスがあることが記載されており、やったー!とリンクをたどると情報が2011年。どうやら高速バスツアーが実施していた区間のようで、以前起きた高速深夜バスの事故以来、便利で安価なバスツアーがなくなってしまっていたのだ。うーん残念。そしてSEOで上位に来るくせに古い情報しか乗ってない情報サイトにも注意せねばならないこのトラップ、南アルプスは登山前から手ごわい。

 検索を進めていくと、いや、どうやら仙流荘~新宿間は直通があるようだぞ…?ツアーはやめたけど、JRバスがあるようだ…!よしあった!勝つる!下山温泉&ビールだ!…ん?よく読むと期間限定での運行の模様…ノォォォォォォォォン!9月の運行だああああ!!ふりだしに戻る。

 まあそもそも、仙流荘~高遠~伊那、ここから高速バスで新宿だと、長野回りになるので時間もお金もかかる。ここは素直に甲府方面に出て帰るか…。

 ちなみに新宿からの夜行ツアー(広河原行き)が7,000円。広河原から北沢峠が市営バスで750円。宿泊予定の仙丈小屋は1泊2食で8,500円。下山して北沢峠から広河原まで戻り、そこから甲府までの南アルプス登山バスで750円+1,900円。甲府から新宿までの高速バスが2,000円であると言うところまで検索済み。うん、つまりこんな調べものも楽しいんだな!

 そのうち趣味ブログのほうにこれ転載しよう。そのほうが誰かの役に立つかもしれない。