ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

好きだったミュージシャンが容疑者と呼ばれた

無駄に、とりとめもなく、長文です。

 

チャゲアスは私の青春で、人生の半分以上一応「ファン」をやっている。新曲が発表されればCDを買い、行けるときにはライブに行く。テレビに出ていれば見る。その程度ですけど。

恋に恋するお年頃だった16歳の冬に、本当に恋してしまったのがテレビでしか見られなかっただいぶ年上のミュージシャンだった。それがASKAさん。人を好きになると悪態もつきたくなるもんで(めんどくさい)、売れすぎてだんだん曲が難しくなって以前の輝きがなくなってきたチャゲアスの(というかASKA曲の)歌に文句を言いつつも、この人の音楽を聞くのはライフワークみたいなもんだからと思い続けて20年経っていた。なんか腐れ縁の男みたいな感じ…。(勝手にこっちが思ってるだけだけど)

20年選手ですよ - ツーアウト満塁空振り三振

やけぼっくいバトン - ツーアウト満塁空振り三振

君を失うと僕のすべては止まる - ツーアウト満塁空振り三振

 

『12』(ソロのセルフカバーアルバム)が出たときに、アルバム自体は良かったのでいいけど漠然としたはてなマークが消えなかったということはある。チャゲアスファンの友人は「彼の才能は枯れてしまったんだろうか?」と言っていた。そんなことはないんじゃないかと否定したように覚えてる。

好きなミュージシャンが逮捕されてしまった、ファンの人たちはたくさんいると思う。長渕だって岡村ちゃんだってマッキーだってそうだ。でも私には関係のない話だった。根拠はまったくないけど、チャゲアスは大丈夫って思ってた。ASKAさんはまあファンから見ても面倒くさい人だと分かるんだけど、それでも今回みたいな話になるとは想像だにしてなかった。35周年の今年はふたりでコンサートやるっていったし、それを楽しみにもしていた。だから昨今の薬物報道についてはなんとなく避けていた。そんなわけないじゃんと思いつつ、火のないところに煙は立たず、しかもテレビでそれをみるってことはかなり黒なんじゃないかと疑ったりしつつ。

逮捕の件はTwitterで流れているのを教えてもらって知ったのだけど「ああ、やっぱりそうなんだ…」と思った。容疑は否定しているらしいのだけど、どっちでもいいから本当のことを言ってほしい、と思っているのはやっぱり嘘をついていると思っているんだろうな。ダメなファンだなぁ。

ひとことで言えば、「残念」だ。「がっかり」でもいい。なんか女関係の話も出てるから、ほんとなんなんだよー!!と思ったりもしてる。でも不思議と「裏切られた!ムキー!」みたいな気持ちには一切ならない。

店頭からCDが回収されるとか、再放送中のドラマの主題歌も流さないとかそんな話題になると、他人事だと思っていた、かつてのマッキーなどのような状況に、ASKAさんがなってしまっているという現実にうわああと叫びたくなったりはするけど。それより、出来れば社会的にちゃんとした方法で、早く曲を作ってコンサートを出来る環境になって欲しい。別に新しくてかっこよい歌じゃなくてよくて、今まで大事に歌ってきた歌をきちんと歌って見せてほしい。チャゲちゃんと二人でステージに立って歌って欲しい。話して欲しい。今はそれだけの気持ち。

おそらく、この間TMの2012年の新曲を聴いたからだろう。TKの事件を乗り越えての、I amという歌がとても良くて、コンサートの映像を見たらとても多幸感にあふれていたからだ。状況は違うけど、こういうこともあるんだと思ったからじゃないだろうか。

希望は持ちたいし、実際この話をどう乗り越えて、どんな風に活動を再開してくれるのか、それを待ちたいと思う。裏切られた!とか、嫌いになるとか、それはそこからでもいいかなと思っている。甘いかもね。自覚はある。だから、逮捕の内容が事実ならきちんと罪を認めて償って欲しいし、そうでないなら断固戦って欲しい。本当やってるのに戦うというのはのはやめて欲しい。いずれにせよ、ちゃんと歌える環境にして戻ってきてください。今はそれだけだ…。