ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

キッカケは深夜のYOU TUBEだった

会社でお世話になっている男性(10歳上)がE-Girlsにはまっている。夫婦でEXILEコンサートに行くようになったら一気にはまってしまってしまったのだそう。いい年して…みたいな感情はまったくない。萌え豚というわけじゃないし、日常の会話だって物腰の柔らかい今までのままだし。画像をあさっている姿のみ「どうした?」と言う感じにはなるけども。

はまりだして1年以上は過ぎているけど、どんどん堕ちていく様を身近で見ていた他ジャンルヲタとしては、複雑な気持ちになることもあった。やっぱりアイドルは「心の隙間」産業なんだよなあ…と思う。

私は堕ちるべくして、というか満を持して嵐に堕ちた自覚があるんだけど、当時のことを振り返るとやっぱり心の隙間にふっと入り込まれてしまったんじゃないかと思うことがある。31歳、現場仕事から内勤になって制服着なくちゃならなくなって、仕事ではさほど刺激はないし、職場の人間関係は悪くないけど面白い人も居ないし、大恋愛の末腐れ縁になっていた人にも実質振られたあとで、今思えば心に隙間だらけだったんじゃないかなあと。バリキャリ(死語)の先輩が、海外の仕事から帰ってきたときに「私今嵐にはまっててえ」と言う話をしたら悲しそうに「仕事つまんないんだね…」と言われたことがある。仕事に没頭するのも心の隙間埋めるもんな。仕事では埋まらないからアイドルにはまったと思ったらしい。あながち間違いじゃないと思う。

その後紆余曲折あり転職して今の仕事(の前の部署の仕事)をするんだけど、生活時間のせいでヲタ業務がおろそかになったりしたわけだから(男子関係もおろそかになった)、おそらくうちの会社で働きながら嵐に堕ちることはなかっただろうなと思うとやっぱり仕事と(恋愛と)心の隙間ってすごく関係があると思っているのね。

話を戻して会社のE-Girls担の人も、その後仕事上でガラッと環境が変わったりしていたので、細かくは分からないし書けないけど、やっぱり仕事が関係してるんじゃないか。いっしょけんめ働いてきて、状況が変化して、あれ?これでいいんだっけ?と思ったときに隙間が出来て、そこにふいっと入ってきちゃうのがアイドルなのかもしれないなあと思う。アイドルは心の隙間産業のうちの代表的なひとつだけど、それがEXILEでも宝塚でも劇団四季でも芸人追っかけでもありうるし、もしかしたらレンズ沼とか着道楽とかもそうかもしれないし、宗教とか政治活動とか、ネット依存とかもそんなことが言えるかもしれないなあ…なんて考えたら私嵐にはまってよかったなと思ってしまった平和な休日なのであった。