ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

恋と変は、いつだって紙一重さ

部署異動して隣の席になった同僚(4コ下既婚女子)と、妙に波長が合っていて(と私が勝手に思っているだけかもしれないが)、最近とても楽しい。持ち物のセレクトも似ていて、互いの持ち物が気になったり、iPhone カバーも同じシリーズを使っていたり、互いに山も登る。席が隣同士なので、背を上に置いてあると同じiPhone5Sが並んでいるように見えて、そのiPhoneが同時期にメール着信でブーンと鳴ったりする(ソフトバンクの広告メールとかで)。このシンクロはすごく面白いし、気に入っている。ちなみに私のカバーはこれ。

彼女はマンガ読みなので、進撃の巨人の最新刊を借りることになったんだけど、 貸してくれるときに別のマンガも一緒に貸してくれた。あっ…!わたし試されてる…!!貸してくれたマンガは『ラウンダバウト』。

ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)

ラウンダバウト 1 (クイーンズコミックス)

 

 私はあまりマンガを読まないので知らなかったけど、読み進めていくうちに胸の奥をギューンと掴まれるような気持ちになったり、うっかり泣きそうになったりした。中学2年生の女子たち(一部主人公のお姉さんで女子高生)の日常のお話。彼女たちの心の機微がふんわり描かれている。主人公はちょっと変わった子だけど、描き方について鼻につくとこがなかったので、2巻以降も借りようと思うくらいには好きだと思う。あっ、ちなみに本日のタイトルはこのマンガから。

隣の席の同僚は、何でコレを私に貸してくれたんだろう。望まれていないものを人に貸す場合、自分の好きなものを人はオススメするわけで、当然彼女はコレが好きなんだろうし、私がどう思うかに興味があるんだろうな。このマンガを好きになったことは、きちんと伝えよう。彼女も喜んでくれるかな。

もうひとつ貸してくれたのはこちら。

妖怪ハンター 地の巻 (集英社文庫)

妖怪ハンター 地の巻 (集英社文庫)

 

 私は、彼女のことがとても好きになった。

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今週やってたアメトークが女子高芸人で、録画を見たけどこれも面白かった。多分、女子高出身の女優さんや華やかなタレントさんを集めたら違う展開になったかもしれないけど、芸人さんだったから、女だらけの環境に居る女子高生の「面白いほうの側面」が見られたと思う。私は高校だけの女子高だったからかもしれないけど、陰険なところはなかったし、彼氏が居たわけでもないから(ていうか好きな人は飛鳥涼だった…)、華やかでも何でもなかったと思うけど何しろ毎日楽しかった記憶しかない。共学の女子たちとは違ったモノサシで仲良くしてたかもしれない。その後みんなで大学や短大に進んで、共学のモノサシを持つコミュニティに属し始めた途端、つまらなくなってしまった子達もたくさん居た。逆に、高校時代は目立たないグループに居た子たちが面白くなっていたこともあって、このモノサシは今でも興味深い。

はからずも自分がティーンエイジャーだった頃のころを思い出す週末になった。かれこれ二十ン年も前の話。二十ン年後の自分が独身でジャニーズにはまっていて、当時憧れていたような表舞台の仕事ではなくて、裏方で表舞台に立つ人のサポートをするような仕事に就いているとは、まったく想像してなかった。当時の自分に、今の自分がイケてるよとは伝えられないけど、そこそこ楽しく生きてるから、好きなようにやんなよ、とは伝えたい。