運動不足なのとそろそろ山に行きたい病を発症したので筑波山に行ってきた。うち(東京下町)から最も近い山なんじゃないだろうか。前回(昨年11月)行ったときは、紅葉シーズンで団体や、普段山に来ないであろう親子連れが多くいてちょっとイラッとする山行だったので、今回はリベンジでよい思い出を残したい。
また、こんな真冬に低山に登る際の装備がいまひとつ分からなくて、、どのくらい寒いのか、歩くとどのくらい汗をかくのか…など体験してみたいこともあった。自分誕生日プレゼントにバーグハウスのフリースジャケットを買ったのでそれを着たいというのも大きかったけど…。
ラインがシャープなので、コレをかっこよく着たくて痩せたいのである
それと、今回は自分のペースというものがいまひとつ分からないのでそれを知るために、ゆっくりのペースで、心拍数を上げすぎず、休憩は少なめに行く、という方針で。コースは11月と同じで、筑波山神社横から御幸ヶ原→男体山→御幸ヶ原経由女体山→つつじヶ丘というコース。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
山の神社へは初詣。
自宅から登山口までは、モンベルのジオライン(アンダーウェア)、山用ラグランロンT、フリースジャケット、ユニクロのプレミアムダウンを着込んでいる。これでも行き来はちょっと寒いくらい。街中のほうがよほど厚着をしているような。下は、マラソン用のスパッツの上にヒートテックのレギンス(ノルディック柄)、足首にヒートテック的な機能を持つレッグウォーマー(実は会社で足元が寒いときに使っている普段用)を重ねている。こちらは暖か。
ここから岩のごつごつした登山道を進む。歩き始めて5分も立たないうちに暑くなってダウンを脱ぎ、汗を拭くために手ぬぐいを首に巻く。初めての道じゃないのでなんとなく安心感があるものの、案外覚えていないポイントも多い。人が少ないので歩きやすいけど、なるべくガンガン飛ばして歩いている人よりは、じっくりじっくり進んでいる人の、程よく後ろを歩くようにする。ゆっくりでも休憩はそんなに取らないつもりだから、結果的にタイムが遅くなければいいと思って歩いた。なので速い人によく抜かれた。抜かれたけど、あちらが休憩しているときに追いついたりし、そうやって人と比べて歩いていると結果スピードが上がってしまって、登りの終盤でかなり足に疲労がたまってきてしまった。私、メンタル弱い…!知ってるけどさ…!
天気もよくて、まあまあ自分のペースで歩いてもいるので気持ちよい登り。ところどころ急登だけど、前に来たときよりあんまりいやな気持ちにならないのは、やはり2度目だからなのかな。いやなのは御幸ヶ原(男体山と女体山の間の広い山頂)まで続く丸太の階段…。登山道のあの階段が嫌いだ。岩や石の坂道のほうがいい。といってもやはり2度目のせいか、以前ほど長く感じずに御幸ヶ原へ到着。10:12。コースタイム90分のところ、約80分。目標はコースタイムぴったりだったのでちょっと速すぎたかな。
いったん水分補給してドライマンゴーを数個ほおばってその足で男体山へ。今日は天気がよくて青空なので本当に気持ちがよい。
いったん御幸ヶ原に下り、休憩のため「みゆき」という茶屋でお汁粉をいただく。山ではあんこが特別においしいのは何でだろう。追い抜き追い抜かれていた夫婦がいらした。奥さまは身軽だけど旦那さまが全部荷物を持っているっぽい。しかも旦那さまのほうが体力がなさそうで息が上がってた。「奥さん荷物持てばいいのに…」と関係ないのに思ったりして。茶屋を出て行くときもお金を多めに払っていったりしてなんとなく好きになれないご夫婦だった。どうでもいいだろうけど。
さて女体山へ。午前中に山頂に行きたかったので休憩はサクサクッと済ませた。以前はここで渋滞が起きていたので、自分のペースで歩ける今日は本当に楽しい。人が多すぎてイライラしていたから気がつかなかった景色なども楽しめた。
そんなわけで気持ちよく歩いて女体山山頂。(11:08)
今日は撮影できるくらいには空いていたので、カールくんもお仕事。
三角点の上で記念撮影。(11:09)
展望台から。関東平野ー!!!と叫びたい感じ。
ちょっともやってるけど霞ヶ浦も見えた。
天気はいいけど、そこまで澄んでおらず、スカイツリーは見えなかった…
ひとしきり、先日は見れなかった景色を楽しんだ後、下山に入る。このあいだは雨のあとでぬかるんでおり、人が多すぎてイライラしたことしか覚えてないけど、下山道も自分のペースでいけるので気持ちがいい。最初は「今日はゆっくり行く日だから…」と思っていたんだけど、展望もあったし歩くのが楽しかったので割りと早足になってしまった。登りでくたびれたけどお汁粉パワーで盛り返したのかも。当然、前回より余裕もある。
巨石の道が終わると一瞬こんな良い道もある。この道は好きだな!
人がいないから、余計な物音がしない。風の音、それによる木の音が聞こえてくる。
林を抜けると、眼下につつじヶ丘駐車場が見えてくる。荒れた舗装道を下りきれば終わる。まだ山の余韻に浸りたいので、途中でベンチを見つけ休憩とする。空いてるって最高。そこで会社でお土産としていただいた博多とおりもんと埼玉名物のねぎ味噌せんべいを食べる。わたしご機嫌。
休憩を終えて、舗装道を歩いていると右手のクマザサの中からおかしな音が…。「ゲゲゲゲ」と鳴くような声。どう聞いてもカエルなんだけど、冬眠中だよなあなどとクマザサの中を凝視していると、すれ違いざまに知らないおじさまに「どうした?なんかいたか?」と声をかけられる。「なんか、おかしな鳴き声がするので…まさかカエルじゃないですよねえ」と言ったら、それは多分鳥だよと言った後に笑われて「いくら筑波山だからって、この季節にカエルはいないよ」と言われてしまった。そりゃあそうですよねえ。鳥か。姿は見えず。なんだったんだあれ。まぁこの日他人と話したのはバスの運転手さんとこのおじさんだけだった。
つつじヶ丘に着くと、12:07。12:30発のバスに間に合った。前回は12:30が行ってしまった後に着いて、13:00で帰ったのだが、お汁粉休憩をかんがみると1時間くらい巻いちゃったかも?早過ぎないか?というかそれだけ前回は混んでたんだな〜。
自宅から1時間かからずにつくばまでは来れてしまうので、今後もトレーニングとしてちょこちょこ登ろう。まずは春夏秋冬しりたいな、というところ。
<費用>