ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 フィッシュストーリー

 気が付いたら公開終了まであと1週間だったので、昨日観にいってきました。ほんと最近「あっ」という間に映画の公開が終わっちゃうので思い立ったが吉日なのだな。べっべつに未來くん(呼び方変更)が出てるからじゃないんだからね…!って別にツンデレる必要はないのか。なんか私いろいろかわいそうですみません。以下ネタバレ含む感想。

 タイトル通り、壮大でバカバカしい映画でした(褒めてる)。2012年のエピソードがメインのストーリーになっていて、断片的にいくつかのエピソードが描かれるのだけどそれらが少しずつ繋がっていた…というお話。ストーリーの構造的にまず好みです。原作ではどんな書かれ方なのかしらと思わせる。原作が伊坂幸太郎なんだけど、私はこの人の本を読んだことがないんだなー。けれど原作となった映画は他にも見ていて、それも面白かったので多分好きなんじゃないかな。活字ゆっくり追える日が来たら(来るのか)じっくり読みたいわ。
 冒頭の2012年のエピソードで、石丸けんじろうがもんのすごくイライラさせるのね。もうホント観に来たこと後悔するくらいにイラつく。ところがコレが最後に生きる。あんなにイライラしたのに哀れに思えてくる。役者さんってすげえ!と思いました。また軸になる歌が結構好き。僕の孤独が魚だったらその大きさに鯨も逃げ出す、みたいな歌詞だったんだけど。これ普通に好きだわーと思って聞いていた。あれは高良くんが本当に歌ってるのかな?良くない、あれ?それとも斉藤和義が歌ってるのかな。なんか今斉藤和義を避けたいのは何でだ。
 で、未來くんが出てきたとき(パティシエ!)、脳内で「キターーーーーーーーー!!!」という文字が躍り狂ったわけですよ。ホント私ばかか。パティシエのうえに正義の味方なんですよ。脳内に今度は「テラカッコヨス!!!」と言う文字が躍る。正義の味方がこんなに正義の味方たり得るって面白いと通り越してもうかっこいいよ。しかもエンドロールで流れた役名が「正義の味方」だからね。テラカッコヨス!いいよね、過去の出演作の役名が並んだときに「正義の味方」が並ぶのって。いいわー。それからたべちゃん。たべちゃんは制服姿がやっぱりかわいいな。永遠の17歳だったらいいなあと思うけど、女子はすぐに大人になることを求められるようなので難しいかな…。まぁ永遠の17歳・にのみやさんだって正直もう舞台以外では17歳無理でしょうし、難しいよな。でもたべちゃんは制服がいいなと言い続けたい。また萌え萌えして観てしまった。
 世界の終わりってことをたまに考えたりもするんだけど、結構物事ってしぶとく続くんじゃないかな、世界ってなかなか終わらないんじゃないかなと思うことが近頃よくあるので、ラストが痛快で、冒頭からイライラした分、なんと言うかカタルシスのようなものを感じてスッキリしました。
 余談だけど、吉祥寺ののろが使われてました。逆鱗のひとたちが飲んでるお店だと思うけど。そのときに「のろみたいだなー」と思ってたらエンドロールに名前があった。学生の頃よく行きました。うちの学科の人たちは好きだったね、あのお店。また行きたいなあ…。