ツーアウト満塁空振り三振

生活密着型ウェブダイアリ1.0

 東京ソナタ

 今週で終わっちゃうので見に行ってきた。

 ホラーだ。と思っていたら途中から急にコメディになった。描き方がリアルだなあ、日常ってこうだよなあと思っていたら突如マンガになった。なにそのシュール。で、なんて酷い話、救いがないかもと思った途端展望が開けるというまぁ、たいそうゆったりしたジェットコースタームービーでしたよ。 
 会社員の立場からするとリストラで失業というのは怖い。あいつらこっちがどんなに一生懸命やったって、切るときは切るんだぜと思っているから心底会社の仕事に気持ちを入れられないんだ私。あいつら突然お前要らないって言ってくるんだぜ。(コレは別に環境のせいじゃない、私自身の問題だ)なんかリアルにどんよりした。リストラがきっかけで家族が崩壊していくんだけど、サラリーマンのお父さん方には身につまされるところがあるんじゃないかしら。実際一緒に見に行った会社の人はどんよりしてた。うん、でもどん底の赤の他人を見るとコメディに見えるのかもしれない。崩壊と再生はあんなにボロボロにならないといけないなんて、やり直すって大変だあと思った。
 この映画、キョンキョンがすごいです。妖怪。家庭では家族の気持ちが分からなくてぼんやりしたお母さんで、そのときは眉間にしわがあって肌がかさかさ乾燥した、ビックリするほどのくたびれ感なんだけど、表に出た途端、グッと色っぽくなった。朝日を浴びるところなんか神々しい。先日つるべのメインキャストでキョンキョンの話題が出ていて(ええ、にのみやさんとのトークでね)、かつてアイドルだった人が年齢を重ねて脇に行ったときにはものすごい色気があるって話をしてたんですけどね、そのトークを見たあとだったせいかなかなかおもしろかった。グーグーも観にゆこうかしら。面白かった。あと弟役の子が足が長くてビックリした。え、感想それ?
 まー実は自社製品を提供したので仕事半分なのですが。台本どおりきちんと使っていただいてよかったです。仕事はきちんとやろうっと。