「グレートマザー物語」を見てうっかりポチッとした。アマゾン危険すぎる…!
- アーティスト: フジ子・ヘミング,ショパン,リスト
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2003/02/05
- メディア: CD
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よく知らないので事実ではないかもしれないが、この方は技術より表現力の方なのだろう。魂のピアニスト、とよく表現されているけれど、CDの曲目を見てもそんな感じがする。私はクラシックはまったく暗くて、ピアノを習っていた頃の知識くらいしかないのだが、その分ピアノソロというのはとても好きだ。特にピアノ女子が憧れがちなショパンとリスト。世の中のクラシック通が鼻で笑いそうだけれども別にどうでもいい。そんなわけで、魂のこもったリスト「愛の夢第三番」などを聴くとうっかり涙してしまう。
フジ子・ヘミングの好きなところは、苦境を乗り越えて、音楽に対してよりシンプルになっているところで、そこで偏屈した音楽にならなかったところだ。女性は手が小さいので、特にオクターブ以上の和音の音は「キーン」とした音になりがちなのだけど(中村紘子なんかはそうだと思う)、この方はとても柔らかい音を出す。それは苦しんだからこその音なのだろう。それも好きだと思う。